ピース・又吉直樹の「火花」が芥川賞を受賞 羽田圭介の「スクラップ・アンド・ビルド」と同時受賞

2015年7月16日(木)19時40分 BIGLOBEニュース編集部

ピース・又吉直樹の「火花」が芥川賞を受賞 羽田圭介の「スクラップ・アンド・ビルド」と同時受賞

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第153回芥川龍之介賞が7月16日に発表された。又吉直樹の「火花」(文學界)と羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」(同)の2作品が受賞した。


発表前、又吉は「(受賞は)リアルに考えると難しいんじゃないか」としながらも「とったときは何も考えず喜べると思う。難しいと思うが、期待はしたい」と語っていた。


芥川賞の候補作品は、「火花」のほか、内村薫風「MとΣ」、島本理生「夏の裁断」、高橋弘希「朝顔の日」、滝口悠生「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」、羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」。選考委員は、小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、村上龍、山田詠美らが務めた。


「火花」は、奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永のお笑い芸人二人の物語。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作だ。第28回三島由紀夫賞では、わずか1票差で受賞を逃しただけに、芥川賞の選考結果に注目が集まっていた。


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