ウォンバットが相変わらずかわいい。自分と同じサイズのぬいぐるみがお友達

2025年1月26日(日)12時0分 カラパイア


Instagram@letsgodare[https://www.instagram.com/reel/C7-oKrrPu5S/]


 そろそろウォンバット成分が欲しいと思っていたお友達のために、とっておきの動画が公開されていた。


 人懐っこく、さびしんぼうのウォンバットは、かまってくれる相手がいないと元気を失くしてしまうことがある。でもタスマニア州の野生動物保護施設で暮らすジョージには、大親友がいるから安心だ。


 それは自分とほぼ同じサイズのぬいぐるみだ。すごく幸せそうに、このぬいぐるみと一緒に遊んだり、抱き寄せたり、頬ずりをしたりしているよ。


母を失い孤児となり保護されたウォンバットのジョージ


 ジョージは、タスマニア州の「イーストコースト・ネイチャーワールド(East Coast Natureworld)」という野生動物保護施設で暮らすウォンバットだ。母親を交通事故で失い、幼少期にこの施設で保護された。


 辛い思いをしたジョージだが、施設ではスタッフたちの愛情や、仲間のウォンバットに囲まれ楽しく暮らしている。


 だがジョージにとって今一番の大親友は「スクイッシュマロウ(Squishmallows)」というぬいぐるみだ。このぬいぐるみは様々な種類とサイズがあり、日本でも販売されている。


 柔らかく抱き心地の良いため、人間のみならず犬や猫などのペットも夢中なるほど人気が高い。


 ジョージもこのぬいぐるみが大好きで、抱きしめたり、跳ね回ったり、体を擦り付けたりして遊んでいる。



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 施設のスタッフによると、ジョージはスクイッシュマロウで遊んでいる時が、一番幸せそうに見えるという。



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 この映像を撮影したのは、タスマニアの旅行ブログ「 [https://www.instagram.com/p/C7-oKrrPu5S/]Let’s Go Dare[https://www.instagram.com/letsgodare/]」を運営している、ロシェル氏とウォリー氏(Rochelle and Wally Dare)だ。


 彼らはInstagram[https://www.instagram.com/letsgodare/]でも、タスマニアの野生動物や自然の魅力を発信している。


 それにしてもジョージの幸せそうなこと!見ているこっちも幸せになれるね。


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ウォンバットについておさらい


 カラパイアでは何度もウォンバットのことを紹介しているが、よく知らない人のために基本情報をお伝えしよう。


 ウォンバットは、オーストラリア南部やタスマニア州と一部の島々に生息する有袋類だ。森林地帯や草原、岩場などに暮らしており、地面に穴を掘って巣穴を作るこって暮らしている。


 タスマニアのような冷涼な地域は、ウォンバットにとって理想的な環境だ。



Photo by:iStock[https://www.istockphoto.com/jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88-gm172885089-6043794]


 ウォンバットは草食性で、主に草、根、木の皮などを食べる。消化は非常にゆっくりで、食べたものが消化されるのに1週間以上かかることもある。この効率的な消化システムのおかげで、乾燥した地域でも生き抜くことができる。


 体長は約70〜120cm、体重は20〜40kgほどで、地域や種類によって異なる(現在3種が確認されている)。


 短い足に丸っこい体を持ち、ずんぐりした愛らしい外見が特徴だ。毛の色は、灰色や茶色、時には黒に近い色の個体もいる。


 主に夜に活動し、日中は巣穴で休むことが多い。ただし、保護施設で育てられたウォンバットは昼間にも活発に動くことがある。また、フンがサイコロ状で四角い[https://karapaia.com/archives/52267908.html]ことが知られている。



Photo by:iStock[https://www.istockphoto.com/jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88/vombatus-%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%82%B9-%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2%E9%A2%A8%E6%99%AF%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%9A%84%E3%81%AA%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88-gm1125932191-296193294]


人懐っこくてさびしんぼう


 ウォンバットがどれほど人懐っこい動物であるかを示すエピソードとして「人と触れ合えずにうつ病になったウォンバット」[https://www.dailymail.co.uk/news/article-1376791/Animal-sanctuary-wombat-diagnosed-depression-caused-lack-cuddles.html]の話が有名だ。


 オーストラリア・クイーンズランド州の野生動物保護施設、ビラボン・サンクチュアリーのビラボン・サンクチュアリーで暮らしていたウォンバットのトンカは、2011年の大型サイクロン(強力な台風)で施設が閉鎖された際、大好きな観光客との触れあうことができなくなって、うつの症状を示した。


 抱っこや撫でられることが減少した結果、トンカは体重が20%減少し、元気を失ってしまったのだ。


 その後、施設スタッフが愛情たっぷりのケアを施したことで、トンカは回復に向かった。このエピソードは、ウォンバットがどれほど感情豊かで、人間との交流が重要かを物語っている。


 ジョージの場合、人との触れ合いに加え、スクイッシュマロウという「ふわふわの相棒」がその心を癒す存在になっている。彼が楽しそうに遊ぶ姿は、ウォンバットがどれほど感情豊かで、さびしんぼうなのかを教えてくれるようだ。



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