海外NNN事案。雨の日に家に入れた野良猫がシレっと住みつき、肩の上で液状化
2024年11月4日(月)12時0分 カラパイア
image credit:reddit @Onyx-Leviathan[https://www.reddit.com/r/aww/comments/1c0flvk/this_is_how_i_do_my_homework_every_night_shell/]
日本にはNNN(ねこねこネットワーク)と呼ばれる、猫による猫のための暗躍組織が存在するらしいことは、知る人ぞ知る暗黙の事実として語り継がれている。
その活動は日本のみならず世界各地を網羅しているしていることも明らかになっている。海外での組織名は「CDS(Cat Distribution System:猫流通システム)[https://karapaia.com/archives/52322012.html]」。
彼らの目的はNNN同様、適性があると判断された人間のもとへ最適なタイミングで猫を派遣し、メロメロにした上で下僕…もとい、飼い主になってもらうシステムである。
今回、CDSのターゲットとなり、まんまと猫とのいちゃこら共同生活を開始することになった幸せな男性が発見された。
CDSのミッションは、ある嵐の日に始まった
2024年4月10日、海外の匿名掲示板redditに、とある投稿が掲載された。タイトルにはこうある。
毎晩ホームワークする僕の姿。さもないと彼女はノートの上に立ちふさがるんだ
This is how I do my homework every night! She’ll stand on my notebook otherwise.[https://www.reddit.com/r/aww/comments/1c0flvk/this_is_how_i_do_my_homework_every_night_shell/]
byu/Onyx-Leviathan[https://www.reddit.com/user/Onyx-Leviathan/] inaww[https://www.reddit.com/r/aww/]
投稿者はアメリカのオクラホマ州在住のオニキス=レヴィアタンさん。猫の名前は「マロウ」という。ふたりの出会いは、2019年の4月にさかのぼる。
当時、僕は雨が降ると、近所の猫たちが雨宿りできるように裏口を開けておくようにしていたんです。
ある嵐の日、ドアを開けると1匹の猫が玄関の階段に座っていました。乾かしてやろうと中に入れ、しばらくしてから外に出そうとしたんですが、猫は一向に出ていく気配はありませんでした。
それ以来、マロウはずっと僕のそばにいます。彼女はとても遊び好きで、元気いっぱいで、寄り添うのが大好きで、僕が本を読んでいるといつも見つけに来ます。
そしてたいてい、僕の肘に寄り添って、僕が何を読んでいるかに関係なく、喉をゴロゴロ鳴らすんです
学業の邪魔する猫を抱え上げたら、肩乗りキャットに
マロウがオニキスさんのもとへやってきて1年が過ぎたころ。コロナ禍も収まり、彼の大学生活が戻ってきた。
そうなると、マロウはオニキスさんがデスクで勉強やホームワークをしているのが気に入らないのか、頻繁に邪魔しに来るようになった。
僕は大学に戻っていたんですが、マロウは僕の関心が自分から逸れたと思ったようです。彼女は怒って、書類の上を歩いたり、画面を遮ったりするようになりました
勉強を続けたい気持ちと、マロウに自分が拒絶したと思われたくない気持ちから、オニキスさんはある日、良いアイデアを思いついた。
冗談で彼女を抱き上げて肩に乗せると、マロウは喉を鳴らし始めたんです
それ以来、オニキスさんの肩の上はマロウのお気に入りの場所になった。そして彼も、猫に邪魔されることなく勉強に集中できるようになったのだ。
マロウがどれくらい肩の上が好きかというと、そこでうっかり液状化してしまうくらいだから、そうとう大好きなのだろう。
image credit:reddit @Onyx-Leviathan[https://www.reddit.com/r/aww/comments/1c0flvk/this_is_how_i_do_my_homework_every_night_shell/]
猫を支える腕を心配する声も
このおのろけ画像に早速Redditユーザーがコメントを寄せた。
彼女はあなたの宿題を採点しているの?
実は僕の家庭教師なんだ、全科目の(オニキスさんコメ)
折り畳み式の肘かけがついた椅子を薦めるよ。猫がどれだけ長く乗っていても腕が疲れないよ
いい考えだね! いつかはアップグレードしなくちゃ(オニキスさんコメ)
パーカーを後ろ前に着るといいよ。彼女をフードに入れると両手が自由になるから
天才か!(オニキスさんコメ)
うちの猫も、私が集中しているものの上に乗りたがるんだよね。パソコンやバインダー、ノート、メモ用紙とか
今まで見た中で一番かわいいスカーフだわ!
もう二度と風邪を引かないで済むね
首の痛みにも効きそう!
彼女は確認とサポートを求めてるみたい
実はこれはグループ課題で、マロウは自分のパートをしっかり担当してるんだ(オニキスさんコメ)
君は最高のグループメンバーを見つけたんだね、おめでとう!
ちょっとまって、肘かけもなしに彼女の体重を支えているの? 誰でも30分もすれば腕が痛くなるよ。よっぽど力が強いのか、ホームワークが20分で終わるのか?
定期的に鍛えているから大丈夫(オニキスさんコメ)
膝の上に乗せたほうがよくない? うちのは数時間座ったままだけど。がんばれ!
マロウは僕がゲームをしてる時は胸の上に乗ってるよ(リクライニングチェアなんだ)。ベッドで読書中は、肘の上で溶けてるかな。もう可愛すぎる
バランスをとるために左右を入れ替えたりするの?
僕は右利きなので、あまり関係ないかな。彼女はそんなに重くないし(オニキスさんコメ)
まあ、右利きなら書くのに片手しか使わないからよかったよね
溶けてるなあ
なので室温は20度に保つようにしてる(オニキスさんコメ)
本当によく訓練されてるね!(君が)
仕事のストレスも癒してくれるセラピーキャットに
現在、オニキスさんは無事大学を卒業し、新しい世界で仕事をする忙しい日々を送っている。
彼女は今も、僕が文章を書いているときはいつでもこうして肩に乗っています
オニキスさんは、ずっとマロウが彼の支えになってくれたと感じている。そしてこの大切な友達に、感謝のハグとたっぷりのおやつで恩返しをしているそうだ。
マロウはずっと、僕の小さな応援団長でした。大変なプロジェクトや研究会議などで、ストレスのかかることもたくさんありました。
でも、マロウが僕の上に飛び乗ると、突然すべてがそんなに悪くないと思えるようになるんです
マロウが来る前、オニキスさんの相棒は1匹のレオパ(ヒョウモントカゲモドキ)だけだったんだそうだ。
彼女は僕がレオパとふたりきりで暮らしていた時に、僕の前に現れました。僕が一番必要としていた時に、マロウは喜びと安らぎをもたらしてくれたんです
猫はさびしい人間に、喜びと安らぎ、そして癒しを確実に届けてくれる存在だということを、NNN、いやCDSがまたしても証明したということなのだろうか。
いずれにせよ、今回も彼らの狙い通りのハッピーな結末になったことはさすがである。いつまでも肩乗りにゃんことお幸せにとろけ続けてほしい。