寒波の中でも富士山は冬らしからぬ姿 残りわずかな雪が強風で雪煙に

2021年1月9日(土)11時40分 ウェザーニュース

2021/01/09 11:13 ウェザーニュース

今日9日(土)も強い冬型の気圧配置が続き、日本海側の広い範囲で大雪、全国的に厳しい寒さに見舞われています。そんな中、富士山の姿だけは、あまり冬らしくありません。昨年末に雪化粧をし直したものの、年が明けてからは雪が降らず、麓の御殿場市の降水量は1月になってからまだ0.0mmです。
山頂付近にわずかに残った雪も、30m/s近い強い西風に飛ばされて、雪煙が見られています。午後にかけても冬型の気圧配置が続くため、雪はますます減っていきそうです。

三連休明けに雪化粧のチャンス

三連休明けの12日(火)頃は本州の南海上を低気圧が通過する予想で、富士山周辺でも降水が予想されます。寒気が残っている所での降水となるため、富士山の山頂付近はもちろん、富士五湖や御殿場など麓の地域でも雪になる所がある見込みです。
雪の降る量によるものの、五合目よりも下まで雪化粧する可能性もあり、冬らしからぬ姿から、一変するかもしれません。来週の富士山の変化には注目です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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