北海道 11日の満月 見上げるほどの高さに

2020年1月10日(金)12時45分 tenki.jp

11日の満月は、今年13回ある満月の中でも2番目に高い位置まで昇ります。その高さは11日の太陽の高さの3倍近くにもなります。11日夜は寒さ対策をしっかりして、夜空に浮かぶ満月を見上げてみるのはいかがでしょう。

同じ日の太陽の3倍の高さまで昇る。

今年の満月は10月に2回あるため全部で13回ありますが、11日の満月はその13回の中で、12月に次いで2番目に高い所まで昇ります。その高さは角度にして地表面から70度近く(札幌)に達し、ほとんど見上げるような高さで、しばらく見ていると首が痛くなるほどです。ちなみに、この日の太陽は最も高く昇ってもその角度は地表面から25度くらいなので、実に3倍近い高さということになります。

冬の満月は見上げる高さに

太陽の高さが夏は高く冬は低いのとは逆に、満月の高さは夏は低く冬は高くなります。理由を非常にシンプルに説明すると、満月の時は月-地球-太陽がほぼ一直線に並びます。このため太陽の反対側にある満月は、太陽が高い位置にある夏は低く、逆に太陽が低い位置にある冬は、満月は高くなります。図には冬の場合を青い線で、夏の場合を赤い線で示しました。
冬の夜空は、地面が雪で覆われているためホコリも少なく、空気中の水蒸気も少ないため、月はぼやけることなくくっきりとした輪郭で輝いて見えます。街路灯など明かりが少ない所では、振り返ると月の明るさで影ができている様子がわかります。

11日は夜から天気は回復へ

11日は気圧の谷が北海道付近を通過するため、日中を中心に雲が広がりやすくなるでしょう。しかし谷が遠ざかる夜には、オホーツク海側や太平洋側では次第に雲がとれてきそうです。日本海側はやや雲が残りますが、内陸では雲の切れ間からのぞく満月が期待できます。ただ夜はやはり寒さ対策が必要です。手袋や、襟元から冷たい風が入らないようにマフラーをするなど、しっかりとした寒さ対策で見上げてみましょう。

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