札幌大雪 積雪80cm到達 10日間程度で一気に60cmくらいの積雪増加

2024年1月16日(火)14時35分 tenki.jp

昨夜(15日)から今日(16日)にかけて、札幌周辺を中心に雪が強まり、局地的に大雪となりました。札幌では24時間で30cm近い雪が降り、今日午前10時には積雪が80cmに到達しました。これまでの雪で路肩の雪山がかなり大きくなっています。車を運転する方、歩行者ともに視界が狭くなっている所があるため、注意して下さい。明日(17日)以降はしばらく大雪などの心配はないですが、積雪の多い所では泥はねやなだれ、屋根からの落雪の可能性が高くなりそうです。

札幌は積雪80cmに到達

昨日の北海道付近は発達した低気圧を含む気圧の谷の中となり、日本海側を中心に大荒れの天気となりました。昨夜から今朝にかけては次第に強い冬型の気圧配置となり、上空には寒気が流れ込みました。
この低気圧や冬型の気圧配置により、昨日から今朝にかけては特に札幌周辺で雪の降り方が強まりました。昨日から今日午前10時までに最も多く雪の降った札幌市小金湯では41cmの降雪を観測し、札幌中心部でも29cmの雪が降りました。
この雪で札幌では今日午前10時に積雪が80cmに到達しました。1月7日午前2時の段階ではわずかに積雪17cmでしたが、そこから10日足らずで積雪が急激に増加しました。
このため、除雪の際にできる路肩の雪山がかなり大きくなっており、左右の見通しがかなり悪くなっています。走行する車両や、歩行者の方も、急な飛び出しによる事故に十分注意して下さい。また、細い道などでは除雪が追い付かずに、柔らかい雪でタイヤがはまって動けなくなることもあります。渋滞などで走りにくいかもしれませんが、細い道は避ける方がよさそうです。

明日からしばらく穏やかに経過しそう

今日午後から、北海道付近には次第に高気圧が張り出すため、天気は回復傾向です。週末にかけては発達した低気圧の通過や強い冬型の気圧配置となることもない見込みです。
全般に日ざしがあり、雪は降っても弱く、冬としては割合穏やかに経過する見込みです。急激に雪の量が増えたような所でも一息つけるような天気となるでしょう。ただ、日中の気温も上がるため、積雪の多い所では路面状況が悪化したり、なだれなどの危険性が高まります。泥はねや屋根からの落雪などに注意し、急な斜面など危険な場所には近づかないようにして下さい。

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