今週末は甲信や関東山沿いで積雪注意 都心は雨の見通し
2024年1月19日（金）18時10分 ウェザーニュース
2024/01/19 18:10 ウェザーニュース
明日20日(土)の夜から明後日21日(日)にかけて、本州の南岸を低気圧が通過します。
東京都心など関東南部の平野部では雨で経過する一方、甲信や関東の西部と北部では山沿いを中心に湿った雪が降り積雪のおそれがあります。
都心は降雪1cmの可能性が5%未満 雨で経過予想
明日20日(土)の夜から明後日21日(日)にかけて本州の南岸を低気圧が通過します。「南岸低気圧」と呼ばれる気圧配置で、冬の関東にしばしば大雪をもたらすパターンです。低気圧の通過時に上空の寒気が強く、下層の気温が低いほど大雪のリスクが高くなります。
ただ今回は上空の寒気が弱く、下層の気温も比較的高いため、関東の平野部は雨で経過する時間が長くなるとウェザーニュースでは予想しています。
複数のシミュレーション結果を統計的に補正して合成したウェザーニュースによる降雪確率予測によると、1cm以上の降雪の確率が東京都心では5%未満となっています。一時的に雨に雪が混じることがあったとしても、都心での積雪の可能性は低い見込みです。
甲信や関東山沿いは積雪増加に注意
一方で甲信、関東西部や北部の山沿い、東北の内陸・山沿いでは湿った雪が断続的に降って、積雪の増すおそれがあります。
21日(日)夜までの積雪の増加量は、関東甲信の山間部で局地的に50cmを超え、内陸部や山沿いの多いところでは20cm前後に達する予想です。
車の運転は冬タイヤの装着が欠かせません。湿った重たい雪が降るため、着雪による倒木や停電などの発生、路面の積雪が急増することによる交通障害などに注意が必要です。
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