北海道は道東の広い範囲で強い雪 風が吹き荒れる道北は猛吹雪に
2024年1月23日(火)9時35分 ウェザーニュース
2024/01/23 09:26 ウェザーニュース
今日23日(火)の北海道は低気圧の影響で日本海側だけでなく、道東の太平洋側などでも雪が強まっています。風も強く道北を中心に猛吹雪に警戒が必要です。
道東は昼過ぎにかけて断続的に強い雪
日本海には動きの遅い低気圧があって、ゆっくりと北東に進んでいます。それとは別に北海道の南の海上を低気圧が北東進していて、今朝は道内の広い範囲が雪です。
特に南の低気圧の影響を受けている道東で雪が強まっていて、9時までの1時間には広尾町で5cm、釧路市で4cmの雪が降りました。釧路市は積雪が11cmに達し、元日以来、この冬二度目の10cm超えです。気温が0℃近いため湿った雪で、釧路市内で撮影された写真では、電線に着雪している様子がわかります。
また、沿岸部では強い風が吹き荒れ、9時10分までの最大瞬間風速はえりも町・えりも岬で26.7m/s、稚内市・宗谷岬で24.4m/s、礼文町で24.4m/sを観測。雪が加わることで猛吹雪となり、稚内市では視程計による自動観測で視程(水平に見通せる距離)が200mを割り込むこともありました。
道東の強い雪は午前中が中心で、午後になると次第に弱まります。一方で、道北の吹雪は今夜にかけても続く見込みです。さらに明日24日(水)になると日本海の低気圧が陸地に近づいて、道央や道南でも強い雪や吹雪のおそれがあるため警戒をしてください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)