土日の天気 日に日に寒さ和らぐ 太平洋側は晴れて乾燥 積雪エリアはなだれに注意

2024年1月26日(金)17時38分 tenki.jp

週末も日本海側の一部では、雨や雪が降りやすいでしょう。一方、太平洋側は晴れて、空気の乾燥した状態が続きそうです。強い風は収まり、気温は少しずつ上昇します。日中は過ごしやすい所が多くなりますが、積雪の多い地域では、雪崩(なだれ)や融雪による土砂災害などに注意が必要です。

27日(土)〜28日(日)日本海側を中心に雪やふぶき 強風や高波にも注意

明日27日(土)は、次第に冬型の気圧配置が緩みますが、大陸からの寒気の流入は続くでしょう。
北海道と東北の日本海側は、雪やふぶきになりそうです。また、北日本から東日本では風が強めに吹いて、波が高くなるでしょう。太平洋側はおおむね晴れて、空気の乾燥した状態が続く見込みです。
最高気温は平年より高い所が多いでしょう。日中は寒さが和らぎますが、朝晩はグッと冷え込みます。引き続き、体調を崩さないよう、お気をつけください。
明後日28日(日)は、本州付近を気圧の谷が通過するため、日本海側を中心に雲が広がりやすいでしょう。
北日本の日本海側や北陸、山陰、福岡は所々で雨や雪が降りそうです。石川県では、27日午後6時までの24時間に多い所でおよそ50ミリの降水が予想されます。能登半島地震により揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでいる所があります。少しの雨や雪でも土砂災害が発生することがありますので、注意が必要です。太平洋側は広く晴れるでしょう。

日に日に気温上昇 積雪の多い地域では融雪が進む

明日以降は少しずつ気温が上昇するでしょう。晴れる所が多いですが、北陸や北日本の日本海側では、雪や雨の降る日が多くなりそうです。2月のスタートは、関東から西で気温が15℃前後まで上がるでしょう。積雪の多い地域では融雪が進むため、雪崩や落雪、路面状況の悪化などにご注意ください。
気温が高くなると、花粉が徐々に飛散しやすくなります。日本気象協会が1月18日に発表した春の花粉飛散予測(第3報)によりますと、今季は九州〜関東の一部で2月上旬から飛散開始となり、例年並みか例年より早いスタートになるでしょう。花粉症の方は花粉のピークを迎える前から、万全な対策を心がけましょう。

雪災害に注意

暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。
①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

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