全国週間 高温傾向 2月スタートは都心で季節先取りの暖かさ 花粉シーズン間近

2024年1月28日(日)16時9分 tenki.jp

この先は気温がこの時期としては高く、積雪の多い地域では雪崩などの融雪災害に注意が必要です。2月スタートの1日(木)は東京都心など関東で、季節先取りの暖かさになりそうです。スギ花粉シーズンが間近のため、早めの花粉対策を心がけましょう。

明日29日(月) 北海道の日本海側から北陸は雪や雨 路面状況の悪化に注意

明日29日(月)は気圧の谷や寒気の影響で、北海道や東北では日本海側を中心に断続的に雪が降るでしょう。
北陸では日が差す所もありますが、所々で雨や雪が降るでしょう。地震の被災地では、路面状況の悪化にご注意ください。
太平洋側の地域は、おおむね晴れるでしょう。関東から九州では最高気温が10℃を超えて、日差しの温もりを感じられそうです。

31日(水)〜2月1日(木) 九州から東海で雨 東京都心は季節先取りの暖かさ

明後日30日(火)は高気圧に覆われて、晴れる所が多いでしょう。ただ、西から前線が延びてくるため、西日本は天気がゆっくりと下り坂です。
31日(水)〜2月1日(木)にかけて、前線が西日本や東日本の南に停滞する予想です。九州から東海は雨の降る所が多く、前線に近い所では雨脚が強まることもあるでしょう。
2月1日(木)は次第に冬型の気圧配置になって、日本海側では雪や雨が降りそうです。北陸は気温が高めのため、雨として降る見込みです。地震の被災地では、少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。
最高気温はこの時期としては高い日が多く、2月1日(木)がピーク。東京都心では17℃と4月上旬並み、桜が満開の頃の暖かさになりそうです。
積雪の多い所では雪どけが進むため、なだれ(雪崩)や屋根からの落雪に注意が必要です。川の増水や道路の冠水にもご注意ください。

融雪災害に注意

暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。
①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

花粉シーズン間近 早めの花粉対策を

東京都内では、今シーズンは「スギ花粉の飛散開始」はまだですが、少量ながらも花粉が飛び始めています(東京都保険医療局「東京都アレルギー情報navi.」より)。
※「飛散開始日」とは、 1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した最初の日
スギ花粉シーズンは例年並みか例年より早いスタートになる予想で、2月上旬に九州・四国・中国・東海・関東甲信の一部でスギ花粉の飛散開始になりそうです。
花粉に敏感な方は、すでに症状を感じている方もいらっしゃると思いますが、症状が軽くても早めに対策をしておいた方が良さそうです。

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