今日も雪の強まりに警戒 三連休中に再び寒波ピークで大雪のおそれ

2025年2月21日(金)7時30分 ウェザーニュース

2025/02/21 07:29 ウェザーニュース

今日21日(金)も日本付近は冬型の気圧配置が続き、日本海側では雪の降るところが多くなります。発達した雪雲の流れ込むところでは積雪が急増するおそれがあります。
明日からの三連休は再び寒波のピークとなるため、雪の強まりや大雪に警戒が必要です。

3時間で25cm以上積雪増も

寒波の影響が続き、日本海側では雪が降っているところが多くなっています。今朝にかけては秋田県内に発達した雪雲がかかり続け、特に能代市では3時間で26cmもの雪が降り、短時間で積雪が急増しました。7時現在も北部を中心に雪雲がかかり、大館市でも車のタイヤがほとんど埋まるほどの雪が一気に積もりました。
北海道では札幌市周辺など石狩湾から雪雲が流れ込み、降り方が強まっています。北陸から近畿北部、山陰にも発達した雪雲が見られ、ところによっては視界が悪くなるほどの強い降り方となっています。

短時間で積雪急増のおそれ

今日は上空5500m付近で−39℃以下という強い寒気が北日本に流れ込みます。そのため、日本海側では雪雲が発達しやすく、局地的に活発な雪雲がかかる見込みです。
特に北海道札幌周辺や東北北部、北陸から山陰にかけては1時間に5cmを超えるような強い降り方になることがあり、山沿いを中心に10〜30cmの新たな積雪が予想されます。短時間での積雪急増による屋根からの落雪や路面状況の悪化などに注意が必要です。雪の降り方が落ち着いている際に少しでも雪かきをしておくとよさそうです。

三連休は再び寒気ピーク 大雪のおそれ

今回の寒波は明日22日(土)からの三連休まで続く予想です。連休中は一段と強い寒気が南下するため、西日本も含めた日本海側の各地で大雪となるおそれがあります。
上空1500m付近で−9℃以下の寒気が西日本太平洋側まで南下し、さらに強い−12℃以下の寒気が北海道から北陸を覆う予想です。それに加えて、上空を気圧の谷が通過する予想で、大気の状態が不安定になるため、より雪雲が発達しやすくなります。
JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う発達した雪雲は、山陰や近畿北部など西日本の日本海側にもかかる見込みで、雪が強まって沿岸部も含めて新たに30cm以上も雪が積もると予想しています。また、寒気の中心に近い北陸や東北も活発な雪雲がかかり、一連の寒波の最後でさらに積雪が大きく増加するおそれがあります。北陸の山沿いの多いところではさらに100cmを超える雪が積もる予想です。
この大雪により、車の立ち往生や鉄道の運転見合わせが発生してもおかしくありません。連休中に旅行などで移動を予定している方は、最新の気象情報や交通情報をご確認ください。
また、寒気の南下に合わせてJPCZに伴う雪雲も南下するとみられ、日本海側だけでなく瀬戸内海沿岸や関西圏まで雪の範囲が拡大することも考えられます。24日(月)は大阪や神戸、京都といった近畿中部でも雪が降りやすくなります。寒気の強まるタイミングでは、郊外を中心に雪の積もる可能性があるため、太平洋側でも連休中は積雪や路面凍結に注意してください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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