長野や北陸で虹色現象 環天頂アークや幻日環がみられる
2023年2月23日(木)9時30分 ウェザーニュース
2023/02/23 09:29 ウェザーニュース
今日23日(木)、長野県や新潟県では空の高い所に薄い雲が広がり、環天頂アークや幻日環などの様々な虹色現象が現れています。
空の高い所に薄い雲
中部地方は大きな雲の塊の隙間に入っていて、一部で青空が見えています。空の高い所だけに薄い雲が広がり、薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折させることで、虹色現象がみられました。
長野県長野市では空の高い所に鮮やかな環天頂アークが現れています。
環天頂アークは、太陽の中心から上方46度前後の空の高い所に出現します。弓なりの美しい虹色を描き出すことから、逆さ虹とも呼ばれます。太陽高度が22度前後の時に最もはっきり現れ、日の出の2時間後や日没の2時間前が見えやすい時間帯です。
そのほか、太陽の周囲を取り巻く光の環であるハロや、幻日、幻日環のみられた所もあります。
中部地方はこのあと、一時的に雲の増えるタイミングがあるものの、午後にかけて大きな天気の崩れはない見込みです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)