【一発アウト】わが子を「プレッシャーに弱い子」にする親の間違った優しさ

2024年2月24日(土)20時0分 ダイヤモンドオンライン

【一発アウト】わが子を「プレッシャーに弱い子」にする親の間違った優しさ

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写真はイメージです Photo:PIXTA

「子どもの競争を避けてはいけない」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【プレッシャーに強い子の育て方】をお届けする。

プレッシャーに弱い子=競争不足

 人前でパフォーマンスを披露したり、相手と真剣勝負をする経験は、プレッシャーのかかる本番で100%の実力を発揮する力を育てます。本番に弱い、人前で緊張して実力を発揮できないという子どもは、競争経験が足りていないのです。場慣れしていないと恐怖心で体が萎縮し、プレッシャーに負けてしまいます。

 競争を避けると、プレッシャーを克服できない上に、「敗北をバネに飛躍する力=レジリエンス」を身につける機会まで失ってしまうのです。

 もちろん競争には「負け」や「失敗」がつきものですが、「負け」は勝利以上に多くのことを子どもに教えてくれます。負けても、失敗しても、あきらめずに歯を食いしばって挑戦し続ける。そんな強靭な「メンタルタフネス」は、習い事での「健全な競争」を通して身につけさせるのが一番です。

 子ども時代の敗北など、その先の人生でいくらでも取り戻すことができます。「負けたらかわいそうだから……」と競争を避けるのは間違った優しさです。親が競争をさせないまま学齢期を過ごしてしまうと、子どもは失敗を過剰に恐れるようになるからです。「失敗するくらいなら最初からやらない方がいい」と、物事に消極的な態度が形成されることもあるので注意が必要です。

「わが子にピッタリの習い事を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。気質×才能の25タイプ別診断で「わが子にピッタリの習い事」がカンタンにわかります!

『「強み」を生み出す育て方』(船津徹/ダイヤモンド社)より

子育て成功のカギは「強み育て」にある

『「強み」を生み出す育て方』 (船津徹・ダイヤモンド社)定価:1980円(税込)

 子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?

 たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。

 つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。

ダイヤモンドオンライン

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