「嘆かわしい」兵庫・維新県議による立花氏への情報提供問題にあきれる声多数【みんなの反応】
2025年2月26日(水)20時15分 All About
2月23日、日本維新の会に所属する兵庫県議3人が立花氏への情報提供問題について謝罪会見を開き、25日、日本維新の会の吉村代表が謝罪。26日に日本維新の会としての処分が公表されます。一連の問題に対し、さまざまな声が寄せられています。
増山氏「立花氏は発信力がある人なので」
日本維新の会に所属する兵庫県議会議員が、2024年の兵庫県知事選挙の期間中に真偽不明の文書や「非公開」の百条委員会の証人尋問の音声データを政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に提供した問題を受け、2月23日、関与した県議3人が神戸市内で記者会見を開きました。日本維新の会の兵庫県議会議員、増山誠氏、岸口実氏、白井孝明氏は3人とも立花氏への情報提供を認め、謝罪。百条委員会の副委員長を務めていた岸口氏は、百条委員会のメンバーで1月に亡くなった竹内英明氏を「知事失職の黒幕」などとする作成者不明の文書の提供に関与、白井氏は立花氏と電話でやりとりしたことを明かしています。
増山氏は、2024年10月に非公開で行われた百条委員会の片山元副知事の証人尋問を自ら録音した音声データを立花氏に提供。音声データには、斎藤知事の疑惑を告発し同年7月に亡くなった元県民局長のプライベートな情報も含まれていましたが、立花氏によりSNSで拡散されています。増山氏は、「ルール違反なので謝罪したい」と述べたものの、「立花氏は発信力がある人なので県民が知ることができるのではないかと思った」「『立花氏が多くのデマを言っている』という意見には賛同しかねる」とも述べました。
さらに、「百条委員会のメンバーとして真実を追求していくのも使命」とし、「もう1つの使命としては、議員として県民の皆様が知るべき情報をしっかりお伝えしていくという、両方の使命があると思っていましたので、議員としての仕事をそれぞれ果たしていきたいと思い、その形になりました」と話し、自身の行動の正当性を主張しました。
この問題について、大阪府知事で日本維新の会の吉村洋文代表は25日、「明らかなルール違反があり、代表として申し訳ない」と謝罪。26日、日本維新の会は岸口氏を除名、増山氏は離党勧告とする処分を発表しました。
「真実を発信してくれたことに男気を感じる」の声も
All About ニュース編集部は23日、「今日印象に残ったニュース」に関するアンケートを実施(回答者100人)。その中でも、維新の議員が百条委の音声データを立花氏へ提供した今回の一連の問題について、さまざまな意見が上がりました。「これまで関与を否定していた維新県議でしたが、一転して秘密会の音声を無断で録音したデータや機密文書などを漏洩させていたことが分かり驚きました。先の兵庫県知事選挙に大きな影響を与えていたことは間違いなく、選挙結果をも覆しかねない事件だと思いました」(54歳男性/北海道)
「ネット、主にXで拡散された情報には、少なからず誰かの利益が含まれていることを理解しないといけないと思いました。SNSは簡単に閲覧、発言できるものですが、情報の精査という部分で不足が大きい。利用する人の1割しか元の情報までのリンクを踏まないというデータもありますね」(53歳女性/静岡県)
「昭和の時代は、議員や官僚等、上流国民が、悪いことをしても、自分勝手に知り合いを職務に採用したり強かったが、最近では、天下りもなくなり、今回の件の様に、オールドメディアを批判して本当の裏情報が流出したり、政治家や官僚が、一般市民に近づいてきてくれて、いい事だと思った。まだまだ、昭和時代の官僚、議員等を暴いて欲しい」(52歳女性/三重県)
「兵庫県民として県知事にまつわるニュース興味があるため」(56歳女性/兵庫県)
「そもそも百条委員会の設置自体が必要なかったのでは? と感じる。反斎藤派により、なかば強引に百条委員会が設置されたのではないかと思っている。増山県議のしたことは、ルール違反だったかもしれないが、真実を発信してくれたことに男気を感じるし、これからも政治家として頑張っていってほしい」(46歳女性/愛媛県)
「日本維新の会の政治家のスキャンダルの多さに呆れている。立花氏のような、激情型? 炎上型の政治家がいることに嘆かわしい気持ちがある。兵庫県知事の問題は、なぜ再選したのか訳がわからない」(40歳女性/愛知県)
※回答者のコメントは原文ママ
※調査はインターネット上で実施し23日時点で集計
(文:福島 ゆき)