関東は今日明日と雪の可能性　関東甲信の山沿いは大雪警戒

2025/03/03 07:01 ウェザーニュース

今日3日(月)は前線が本州付近に停滞して、東北から九州の広い範囲で雨や湿った雪が降っています。
上空の寒気と前線上に発生する低気圧の影響で関東南部では今日午後と明日夜は雪が降る可能性があり、明日はうっすらと雪が積もることも考えられます。

明日夜のほうが雪が積もりやすい

空気の乾燥が続いていた関東では、朝から久しぶりに本降りの雨となっています。前線の南下とともに上空の寒気も南下し、昼間は朝よりも冷え込んで真冬並みの厳しい寒さになります。この気温低下に伴って東京都心を含む関東南部でも雨が一時的に霙(みぞれ)や湿った雪になる可能性があります。ただ、前線の南下に伴って今夜には降水域も関東南岸まで南下するため、今日は東京都心で雪が積もることはない予想です。
明日4日(火)は南下した前線上に低気圧が発生して、前線が再び北上する見込みです。低気圧が東に進み、上空の寒気が残った状態で関東の南岸に接近するため、関東では夜になると湿った雪が降り出します。東京都心では雪が5日(水)の未明まで続くとみられ、23区内でも芝生にうっすらと積もる可能性があるとみています。多摩エリアや23区西部では道路にも雪が積もることも考えられるので、車の運転は冬タイヤを装着するようにしてください。
今回の雪の降り方やどのくらい積もるのかについての予想は非常に難しく、まだ不確実性があるためこまめに最新の予報を確認するようにしてください。

内陸部や山沿いでは大雪に警戒

一方、関東西部や北部、甲信地方の山沿いは断続的に湿った雪が降り、4日(火)の低気圧接近時は雪が強まる予想です。5日(水)朝までの積雪は山沿いの多い所で30cm以上が見込まれ、平野部や盆地でも10〜30cmに達するおそれがあります。車での走行には冬用タイヤの装着が欠かせません。十分な装備がない場合は車の移動を控えるようにしてください。
湿った雪となるので着雪による倒木や停電の発生、鉄道など公共交通機関への影響も懸念されます。最新の情報を確認して時間に十分に余裕を持った行動を心がけるようにしてください。