熱帯低気圧Freddy（フレディ）は過去最も長寿となる可能性
2023年3月8日（水）10時30分 ウェザーニュース
2023/03/08 10:09 ウェザーニュース
熱帯低気圧Freddyは2月下旬にアフリカ・モザンビークに上陸した後、海上に出て再発達し、発生から1か月以上が経過しました。WMO・世界気象機関によると、過去最も長く持続する熱帯低気圧となる可能性があるとのことです。
上陸後に反転し海上に出て再発達
Freddyは2月6日にオーストラリアの北で発生し、その後は南インド洋を発達しながら横断しました。2月21日にはマダガスカルに上陸、さらに24日にアフリカ・モザンビークに上陸しています。
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モザンビークに上陸した後は一旦、勢力を弱めたものの、東に反転し再び海上に出て再発達。マダカスカルの南部に近づいて、日本時間の3月8日(水)6時の時点では中心付近の最大風速が45m/sと、日本の台風で「非常に強い」勢力に相当するまでとなりました。衛星画像でも雲の渦がしっかりとしていることがわかります。
ウェザーニューズで世界の熱帯低気圧を監視するグローバルストームセンターの予想では、マダカスカルへの再上陸はなく今後は北西に進んで11日(土)〜12日(日)にかけてモザンビークに上陸する見込みです。
WMO・世界気象機関によると、これまでに最も長寿の熱帯低気圧は1994年のハリケーンJohn(ジョン)の31日間とされており、今後の精査によってFreddyがこの記録を破る可能性があるとしています。
