2週間天気 3月としては暖かい 来週は東京などで桜開花か 花粉のピークが続く

2023年3月10日(金)11時35分 tenki.jp

お彼岸の頃にかけても、季節先取りの暖かさが続きそう。東京など、来週後半には桜開花か。スギ花粉の飛散のピークが続くため、しっかりと対策を。

11日(土)〜17日(金) 週明けは雨脚強まる 東京も桜開花?

あす11日(土)は全国的に晴れて、暖かさが続きそうです。12日(日)も日中は広い範囲で晴れますが、夜は九州など西日本で雨が降りだすでしょう。
13日(月)は低気圧や前線の通過に伴って、雨の範囲が西から東へと移ります。最新の予想では、西日本は朝の通勤通学の時間帯に雨脚が強まる所が多いでしょう。東日本、北日本は昼頃から広く雨が降り、雷を伴ってザッと強く降る所がありそうです。また、沿岸部を中心に風も強まるでしょう。長い時間、雨が降ることはなく、14日(火)の日中は天気が回復しそうです。
その後、16日(木)は気圧の谷の影響で、北日本を中心に所々で雨が降るでしょう。17日(金)は再び、西から天気が下り坂となりそうです。
気温は全国的に平年より高い日が多いでしょう。今週末も九州から関東では、最高気温が20℃前後まで上がるなど、ゴールデンウィーク頃の陽気の所が多くなりそうです。日本気象協会の桜開花予想(第4回)では、開花のトップは福岡、高知、東京で16日(木)が開花予想日となっています。季節先取りの暖かさで、桜のつぼみも順調に膨らむでしょう。

18日(土)〜23日(木) スギ花粉がピーク 雪解け進む

18日(土)は雨の降る所が多いですが、19日(日)はいったん天気は回復するでしょう。ただ、21日(火:春分の日)を中心に、各地で雨が降りそうです。九州から関東では桜の開花ラッシュとなる可能性があり、花の開花を促す「催花雨(さいかう)」となるでしょう。
18日(土)以降も、高温傾向が続きそうです。暖かい空気が流れ込みやすく、朝晩も極端に冷える日はないでしょう。雪がまだ多く残っている所では、雪解けによる土砂災害やなだれなど、いっそう警戒してください。
スギ花粉の飛散がピークとなり、ヒノキ花粉も本格的に飛散する時期になります。花粉症の方は、引き続き、万全の対策をしてください。

融雪災害に注意

暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。
①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

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