気象予報士による　各地方の桜予想

桜の開花予想第5回発表!　各地の気象予報士からの桜コメントが届きました。4月半ばにかけて西・東日本では気温が平年より高いと予想され、桜前線は順調に北上する見込みです。

2018年 桜開花と満開の傾向

一般財団法人 日本気象協会は、日本全国92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、および日本三大桜3地点)の開花予想(第5回)を本日発表しました。
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気象予報士からのコメント　From西日本

◆九州地方(日本気象協会　九州支社　松井　渉)
九州の各地で次々と桜の開花が観測されています。今週は雨や北から流れ込む冷たい空気の影響で、やや気温が低い日が多くなる見込みです。このため、比較的ゆっくりと花が開いていきますが、来週には見頃を迎えるところが多くなりそうです。
◆四国地方(日本気象協会　四国支店　川越絵里子)
全国トップを切って開花した高知の桜は、記録的な早さできのう満開を迎えています。その他各地からも
開花のたよりが届き、高松や徳島でも緑のつぼみからピンク色がのぞきはじめ、今週中には開花となりそうです。今月中には各地とも見ごろを迎えますのでお花見の計画はお早めに♪
◆中国地方(日本気象協会　中国支店　筒井幸雄)
中国地方は、この先も寒の戻りが予想されるため、桜の開花は前回の発表に比べてやや遅くなる見込みです。それでも、桜前線は週末にかけて山陽に上陸し、今月27日ごろには山陰へと北上するでしょう。早いところでは、今月の終わりごろには満開になる見込みです。
◆近畿地方(日本気象協会　関西支社　真田知世)
桜の花芽は先週の暖かさで一気に生長してきました。花びらも見え始めていて、開花まであと少しのところまできています。ただ今週、日中の気温は平年を下回る日が多いため、開花の一歩がなかなか踏み出せなさそうです。それでも、今週はぼちぼちと開花のたよりが届く見込みです。
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気象予報士からのコメント　From東日本

◆中部地方(日本気象協会　中部支社　菅野彰太)
今週の東海地方は、はじめ雨や曇りの日が続きますが、これまでの暖かさで開花のたよりが続々と届いています。来週には、平野部で満開になるところが多いでしょう。平年より早い桜シーズン到来に合わせて、花見の計画もお早めに。
◆関東地方(日本気象協会　本社　秋田純佳)
東京と横浜で開花しましたが、今週は春の歩みが一旦足踏みしそうです。しかし、週末からは天気が回復し、暖かさが戻るでしょう。そのため、関東地方の平野部では週末までに開花するところが多くなる見込みです。今週末は好天に恵まれ、東京や横浜をはじめお花見日和となりそうです。
◆長野県(日本気象協会　長野支店　浜中弘樹)
先週は気温が高く、まさに桜が咲く頃の気温になった日が多くありました。一転、今週は寒の戻りとなり、真冬を思わせる気温の日もあり、つぼみのほころびも少し足踏みしました。それでも、この後の雨が催花雨(さいかう※)となり、県内の桜は、平年より5日ほど早く開花するでしょう。
※催花雨:春雨。花の咲き出すころに降る雨のこと。
◆北陸地方(日本気象協会　北陸支店　瀬山滋)
先週は富山・福井などで、3日連続で最高気温が20度を超え、花芽の生長が促進されました。今週は曇りや雨の日が多く、気温も平年を下回る日もありそうです。花芽の生長のスピードは落ちつきますが、開花日は平年より早い予想です。
◆新潟県(日本気象協会　新潟支店　今井梢)
桜も戸惑うような寒暖の差が大きい新潟県内ですが、この先4月はじめにかけて気温は平年並みか高くなる見込みです。まだ寒の戻りはありますが、時折の暖かい陽気に後押しされて桜も順調に花芽を膨らませ、平年よりやや早い開花となるでしょう。
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気象予報士からのコメント　From北日本

◆東北地方(日本気象協会　東北支社　佐藤理恵子)
仙台では14日、15日と最高気温が4月上旬から中旬並みの気温になり、16日に梅が開花しました。東北地方では、4月に一時的に強い寒気が流れ込む予想です。桜の花芽の生長は一旦足踏みしそうですが、開花日は平年並みか平年より早いところが多い予想です。
◆北海道地方(日本気象協会　北海道支社　持田浩)
太陽に照らされた雪のまぶしさに春への歩みが感じられる北海道です。向こう一カ月も気温は引き続き平年より高く経過しそうです。桜の開花は前回の予想と大きな変化はなく、平年より2日前後早い開花となるところが多いでしょう。桜前線は4月末には北海道へと上陸しそうです。
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