九州北部 副振動(あびき)続く 海面の昇降繰り返す

2019年3月23日(土)11時51分 tenki.jp

気象庁によると、九州北部地方から九州南部・奄美地方にかけての沿岸で発生していた顕著な海面の昇降は、長崎県で現在も続いています。次の満潮の時刻は23日22時01分です。長崎県では海岸や河口付近の低い土地で浸水の恐れがありますので、注意して下さい。

顕著な海面昇降

気象庁によると、九州北部地方から九州南部・奄美地方にかけての沿岸で発生していた顕著な海面の昇降は、長崎県で現在も続いています。長崎港で23日10時までに観測された海面昇降の山から谷の高さの最大値の発生時刻と高さ及び周期は以下の通りです(値は速報値)。
観測地点名  発生日時    山から谷の高さ  周期
長崎    21日20時40分頃  約105センチ  約30分

今後も長崎で浸水の恐れ

この海面の昇降は「副振動」と呼ばれ、湾内や海峡などで時々発生します。長崎港では21日20時過ぎから観測され、満潮と重なったため、海面が最大で1メートルあまり上昇しました。海水があふれ出し、市の中心部で冠水した所がありました。長崎県では今後も顕著な海面昇降やこれに伴う強い流れが繰り返し発生する可能性があり、船舶や海上係留物等への被害、また、海岸や河口付近の低い土地で浸水のおそれがあります。十分に注意してください。

長崎 次の満潮・干潮時刻は

長崎の次の満潮・干潮時刻は以下の通りです。
満潮時刻23日22時01分、干潮時刻23日15時53分
なお、九州南・奄美地方で発生していた海面昇降は次第に収まってきており、今後被害が生じる恐れは少ない見込みです。

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