67年前の都立産院での新生児取り違え、東京都に生みの親の調査命じる判決

2025年4月21日(月)13時37分 読売新聞

 東京都立墨田産院で出生直後に別の赤ちゃんと取り違えられた都内に住む江蔵智えぐらさとしさん(67)が、都に生みの親を特定するための調査の実施を求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。平井直也裁判長は、生みの親について調査して江蔵さんに結果を報告するよう都に命じた。

 江蔵さんは、1958年4月10日頃に墨田区の墨田産院(88年に閉院)で生まれたが、2004年にDNA鑑定で育ての両親と親子関係がないことが分かり、出生時の取り違えが判明した。江蔵さんは生みの親を知るために調べたが、都から協力が得られず、21年に都を提訴した。

 訴訟で原告側は、都には生みの親を調査する義務があると主張したが、都側は、調査する義務はないと反論していた。

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