小池都知事に向けられた学歴詐称疑惑、「海外の大学」へ対する謎の信頼と思いのほか冷静なSNS界隈

2024年4月26日(金)14時0分 週刊女性PRIME

小池百合子都知事

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 4月17日。都内の日本外国特派員協会において、小池百合子東京都知事(71)の元側近・小島敏郎氏(75)が会見を行った。

 小島氏は、2020年当時に小池都知事の学歴詐称疑惑が取り沙汰された折、「カイロ大から声明文を出してもらえばいい」と提案。

 ところが小島氏は会見において、声明文は知事側で作成した可能性があると主張している。

 併せて小島氏は、今後小池知事がカイロ大卒との経歴をもとに選挙に出馬した場合、公職選挙法違反の罪で刑事告発する可能性も匂わせている。

 対する小池知事は19日の定例会見において、改めて疑惑を否定。

「声明文はカイロ大当局の意思で(2020年に)公表されたもの」との立場を強調している。小池知事のこの対応は、従来と変わらないものである。

 真相は判然としないが、こうして著名人が学歴詐称を疑われた事例は既にある。

 そして実際、学歴を詐称していた事実が発覚するケースもあった。顕著な例が、ショーンKこと川上伸一郎氏(56)の件である。

名前も顔も経歴もほとんど捏造!詐称タレント・ショーンK!

 2016年。『週刊文春』がショーンK氏の本名が川上伸一郎であり、当時本人が公表していた“テンプル大学卒、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得”などの経歴が虚偽であるとして報道。

 瞬く間にショーンKショックが巻き起こり、所属事務所も学歴等の詐称があったと認め、謝罪する事態に。

 あわせて本人が出演していたラジオ番組も打ち切りが決定するなど、ショーンKの芸能活動はこの一件以降、実質的な廃業に追い込まれた。

 ショーンKが何故大胆な学歴詐称を行ったのか、理由は未だ判然としないが、自身の経歴に箔をつけるために詐称に手を染めた著名人は他にもいる。

 2017年に亡くなった野村沙知代さんも学歴を詐称した疑いを持たれていた人物。

 米コロンビア大学に留学経験があったと主張したが、後にテレビの取材に対し「コロンビア大ではなくコロラド大」と主張を転換している。

 ある芸能記者は権威付けのために学歴を詐称することについてこう話す。

「有名人から海外の大学を出ていると言われたら、特に違和感なく信用してしまうという風潮が存在します。海外を引き合いに出されると即座に確認するのも面倒ですし、まさか学歴詐称するとも思わないので、つい騙される。“海外の大学の論文では……”なんて話もなぜか信用してしまうのはそれと一緒です。しかし、ちゃんと調べてみたら実は嘘でしたなんてことはよくある話です」



小池知事と実際に学歴詐称した人とを一緒くたにするのは危険…

 小池都知事に関しては、あくまで疑惑が向けられているだけで、現時点で学歴を詐称している証拠があるわけではない。

 SNSの声を見てみると、

《学歴詐称をするにしても、小池さん程の頭の回る人が、一般人が指摘し易い様な状態で放置する訳が無いんやけどね》

《卒業の是非なんて興味あるのは、反小池かYouTuberだけ。どんな手を使おうが、大学が認めていれば卒業したことになる》

《大学が認める以外に偽装を証明する術がないでしょ》

 このように、確定的な事態が何も明らかになっていないこともあり、いたずらに反応するのを控えているかのような意見が目に付いた。

 小池知事に対しては疑いの目を向けているネットユーザーもいるが、冷静に推移を見守っている人もいる。果たして小池知事ほどの人物が学歴を詐称するのだろうか……。

取材・文/松本ミゾレ

週刊女性PRIME

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