みずがめ座η流星群が活動中 見頃は7日(火)未明〜夜明け前

2019年4月30日(火)18時0分 ウェザーニュース


2019/04/30 06:20 ウェザーニュース

現在、みずがめ座η(エータ)流星群が活動期を迎えています。
活動のピーク(極大)は日本時間の5月6日(月)の23時頃と予想されていますが、日本ではまだその時間にはみずがめ座η流星群の放射点が地上に昇っていないため、観測には7日(火)の未明〜夜明け前がおすすめです。

期待できる流星数は?

★活動期間  4月19日(金)〜5月28日(火)
★ピーク予想 5月6日(月) 23時頃
★母天体   ハレー彗星
みずがめ座η流星群は、毎年ゴールデンウィークの頃に極大を迎える流星群です。
放射点(※)が高く昇る南半球では、三大流星群の一つである8月のペルセウス座流星群に匹敵するほどの流れ星を期待することも出来ますが、放射点が高くなる前に夜明けを迎える日本では、街明かりの影響が少なく視界が開けた観測条件がいい場所でも、観測出来る流星数は1時間に10〜15個程度となりそうです。
みずがめ座η流星群の流れ星は、放射点があるみずがめ座の周辺のみに出現するわけではなく、放射点を中心に四方八方に流れるため、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。
今年は月明かりの影響がなく観測の条件はいいので、出来るだけ空全体を広くみるようにしましょう。
※流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点で、流星群に属する流れ星はこの点を中心に放射状に流れます。

みずがめ座η流星群の特徴は?

みずがめ座η流星群の流れ星(撮影:ニュージーランド・テカポ)

(1)活動が活発な期間が長い
みずがめ座η流星群は活動が活発な期間が長い流星群のため、活動のピーク(2019年は5月6日)の前後数日間はピーク時と同じくらいの流れ星を期待出来ます。
日本では放射点が昇ってくるのが遅いため、未明以降の時間とはなるものの、ゴールデンウィーク期間中の4日や5日でも、いつもより多くの流れ星を見ることはできるので、天気やご都合に合わせて観測するのが良さそうです。
(2)流星の速度が速く、痕が残りやすい
みずがめ座η流星群に属する流れ星の速度は約66km/sと流星群の中でも早く、比較的痕が残りやすい流れ星と言われています。

ピーク日の天気は?

日本海から南下してきた前線が本州付近を通過していくため、曇りや雨のところが多くなります。
前線が早めに抜ける山陰や九州北部、通過するのが遅い関東付近は、雲の間から観測のチャンスがありそうです。


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