愛知の高齢夫婦死亡、殺人容疑で逮捕の16歳孫「人を殺してみたくなった」「祖父・祖母の順で刺した」
2025年5月13日(火)20時54分 読売新聞
愛知県警察本部
愛知県田原市の民家で高齢夫婦の遺体が見つかり、同居する孫の男子高校生(16)が祖父(75)に対する殺人容疑で逮捕された事件で、男子生徒が県警の調べに、「人を殺してみたくなった」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。「祖父、祖母の順で自宅にあった包丁で刺した」とも供述している。殺害に至る詳しい動機についてはあいまいな説明を繰り返しており、県警は慎重に調べている。
男子生徒は9日午前2時頃、自宅で祖父の首などを刃物で刺して殺害したとして、10日に逮捕された。祖父母の遺体には多数の刃物傷があり、死因はいずれも出血性ショックだった。凶器とみられる包丁は自宅周辺で見つかった。祖父母を襲った理由などについては、はっきり説明していないという。
男子生徒の同級生によると、男子生徒は9日も普段通りに登校し、授業を受けていた。簿記などの資格試験にも取り組んでおり、友人に勉強を教えてあげることもあったという。男子生徒は祖父母と3人で母屋で暮らし、両親は同じ敷地の離れで生活していた。