保育士殺害の容疑者宅近くの公園の池から被害女性のバッグ、近くにあったナイフからは血液反応

2025年5月29日(木)13時15分 読売新聞

規制線が張られた現場周辺(4月14日、宮城県岩沼市下野郷で)

 宮城県岩沼市の海岸で4月、仙台市太白区、保育士行仕(ぎょうじ)由佳さん(35)が殺害された事件で、行仕さんのものとみられるバッグが岩沼市内の公園の池から見つかっていたことが分かった。同じ公園で発見されたナイフからは血液反応が検出されたことも判明。県警は、いずれも事件後に捨てられたとみて詳しく調べている。

 捜査関係者によると、バッグが見つかったのは、殺人容疑で逮捕された岩沼市土ヶ崎、無職佐藤(れん)()容疑者(21)の自宅近くの公園。袋に入った状態で池に捨てられており、バッグには行仕さん名義の通帳が入っていたという。

 この公園の別の場所では凶器とみられるナイフも見つかっており、県警が調べたところ、血液反応が検出された。行仕さんの死因は、胸などを複数回刺されたことによる失血死だったが、これらの傷痕とナイフの形状に矛盾はないといい、県警は凶器の特定に向けてDNA鑑定などを進めている。

 佐藤容疑者は4月12日夜、行仕さんを車に乗せて海岸に移動し、防波堤の上で殺害した疑いが持たれている。

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