1か月予報  梅雨末期の大雨に警戒 高温傾向 熱中症に注意 梅雨明けどうなる?

2023年6月22日(木)17時49分 tenki.jp

向こう1か月は、梅雨前線は本州付近に停滞しやすいでしょう。平年同様に、梅雨末期の大雨に警戒、注意が必要です。沖縄・奄美では、まもなく梅雨が明ける見込みです。全国的に高温傾向です。

今年の梅雨明け 平年と大きく変わらない予想

フィリピンの東で、インド洋から吹き込むモンスーン(季節風)が強まり雨が増える頃に、日本では梅雨明けとなります。
向こう1か月は、南シナ海からフィリピンの東で少雨傾向で、モンスーンが強まるのはまだ先とみられます。
日本の南では、太平洋高気圧の西への張り出しは強まりますが、北への張り出しは弱く、本州などの梅雨明けの兆しは、まだ見えていません。
一方、太平洋高気圧に覆われる沖縄・奄美では、まもなく梅雨が明ける見込みです。
日本気象協会が、きょう22日に発表した梅雨明け予想では、今年の梅雨明けは平年と大きく変わらない予想です。関東甲信など本州では、7月中旬から下旬でしょう。

本州付近は梅雨末期の大雨に警戒・注意 沖縄・奄美は盛夏に

向こう1か月は、梅雨前線は本州付近に停滞しやすいでしょう。九州から東北は、曇りや雨の日が多い見込みです。北海道も、すっきり晴れる日は少ないでしょう。
7月に入る頃から、本州付近に暖かく湿った空気が流れ込む時期がある見込みです。平年同様に梅雨末期の大雨に注意、警戒が必要です。
一方、沖縄・奄美は、夏空が広がる日が多い見込みです。

大雨の備え

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

高温傾向 梅雨時の熱中症や食品の管理に注意

向こう1か月、日本付近は暖かい空気に覆われやすいでしょう。平均気温は全国的に高温傾向です。
湿度が高い雨の日などは、かいた汗が蒸発しにくく、熱中症の危険が高まります。室内では、エアコンを使用するなど涼しくしてお過ごしください。お弁当には、保冷剤をつけるなど、食品の管理にも注意が必要です。

tenki.jp

「高温」をもっと詳しく

タグ

「高温」のニュース

「高温」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ