あす1日は関東・東海は大雨に 梅雨前線が活発化 土砂災害などに警戒を

2021年6月30日(水)17時51分 tenki.jp

あす(7月1日)は梅雨前線が本州の南岸に北上し、関東や東海では大雨となる所も。雨の降りだしやピークについてお伝えします。

前線が北上 本州の太平洋側や沖縄で雨脚強まる

7月のスタートは本州の太平洋側、そして沖縄で雨となりそうです。日本の南の海上に停滞していた前線は、あす(7月1日)は本州の南岸にまで北上する予想です。南からは暖かく湿った空気が流れ込み、本州の太平洋側を中心に雨脚が強まりそうです。東海や紀伊半島では局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。傘が役に立たず、視界が悪くなって車の運転が危険になるほどの降り方となります。また、九州南部から関東にかけても所々で激しい雨が降りそうです。雨量が多くなっている沖縄は、あすも雨が降ったりやんだりで、局地的に激しい雨が降るでしょう。
特に、東海や関東は総雨量も多くなることが予想され、大雨となる所がありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要です。
あす(1日)午後6時までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で
東海地方で200ミリ、
伊豆諸島で180ミリ、
関東南部で150ミリ、などとなっています。
また、その先、あさって(2日)午後6時までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で
東海地方で200〜300ミリ、
伊豆諸島で100〜200ミリ、
関東南部と甲信で100〜150ミリなどとなっています。

本州は今夜から雨雲かかりはじめる

梅雨前線によるまとまった雨雲は、今夜から四国、近畿、東海にかかってきそうです。日付がかわるくらいの時間になると関東や九州南部にも雨雲がかかりはじめ、次第に本降りの雨となるでしょう。あすの明け方には、非常に激しい雨の降る所がありそうです。

雨のピークは

東日本・西日本の太平洋側の雨のピークは、まずはあすの朝にかけてです。通勤通学の時間帯は、沿岸部ほど発達した雨雲がかかりやすく、また南寄りの風が強まるため、横殴りの雨となるでしょう。レインコートやレインブーツなどに加え、濡れてしまったときに備えて、大きめのタオルや替えの靴下なども用意しておくと良さそうです。
雨はその後、やむ所があり、一旦小康状態となりますが、東海や関東、紀伊半島では、あす夜になってから、再び雨脚が強まるでしょう。あさって(2日)にかけて雨の量がさらに増えそうです。降りだしからの雨量が多くなると、地盤が緩み、土砂災害の危険が高まります。雨が弱まっても油断せず、最新の気象情報とともに、自治体からの避難に関する情報も得るようにしてください。
沖縄は、雨のピークは、あす明け方から朝にかけてとなりそうです。

土砂災害から避難するには

土砂災害から避難するには、ポイントが2つあります。
1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。
2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まっているなど、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。
万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。

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