梅雨の最盛期 大雨と熱中症のリスク高まる 熱帯低気圧の動向は 2週間天気

2021年7月5日(月)17時58分 tenki.jp

この先も、梅雨前線は本州付近に停滞。週中頃から活動が活発になり、北陸など日本海側を中心に雨量が増える恐れも。また、関東〜九州、沖縄では連日30℃以上の真夏日が続出となるため、熱中症に警戒が必要です。一方、南には熱帯低気圧があり、日本への影響は?

日本海側中心に大雨のおそれ

この先1週間は、梅雨前線は南北に振動しながら本州付近に停滞する見込みです。あす6日(火)は、北陸や中国地方など日本海側で雨脚の強まる所があるでしょう。7日(水)から週末にかけては、梅雨前線の活動が活発となり、九州〜東北にかけて広く雨で、普段、雨量の少ない北陸など日本海側で雨が強まる可能性があります。梅雨前線の位置や活動次第では大雨の恐れがあるため、最新の情報をこまめにチェックお願いします。また、5日15時現在、フィリピン付近には熱帯低気圧があり北西方向に進んでいます。今後は、沖縄付近で太平洋高気圧が強まるため、台湾の南を通り、弱まりながら大陸方面へ進む予想です。ただ、台風の北側には梅雨前線があり、熱帯育ちの湿った空気が流れ込み、間接的に前線の活動を活発化させる恐れもあります。今後の動きに注意が必要です。また、この先は関東から西で連日30℃以上の真夏日が続きます。梅雨明けした沖縄は夏空が続き、7日(水)〜10日(土)にかけて最高気温が33度以上となる所があり、きょう(5日)気象庁から高温に関する情報が発表されました。熱中症に一層の警戒が必要です。

13日(火)〜18日(日) 長引く雨に注意

13日(火)〜18日(日)にかけても、東北から近畿は梅雨空が続くでしょう。滝のような非常に激しい雨が降らなくても、ダラダラと雨が長く続き、結果、総雨量が増え土砂災害などにつながるケースもあります。特に、土石流の被害に見舞われた、熱海など東海〜関東にかけては、これまでの記録的な大雨で大量の水が地面に含まれています。今後は、少しの雨でも土砂災害などに警戒が必要です。むやみに、家の裏山や川には近づかないようにしましょう。一方、梅雨明けの平年は、九州南部は7月15日ごろ、四国は7月17日ごろ、九州北部や中国、近畿、東海、関東甲信は7月19日ごろです。九州では、夏の高気圧に覆われる日も出てきて、梅雨明けの発表があるかもしれません。

tenki.jp

「熱帯低気圧」をもっと詳しく

「熱帯低気圧」のニュース

「熱帯低気圧」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ