北陸東部 七夕 西の低空で金星が今年最大の明るさ その後8~10日は警報級大雨か

2023年7月7日(金)11時36分 tenki.jp

2023年の七夕の夜は、西から天気は下り坂となる見込みです。ただ、北陸東部の新潟下越を中心に、夜のはじめ頃までは星空を見るチャンスはありそうです。

昼間でも肉眼で見つけることが出来る程の明るさ マイナス4.7等の「金星」

金星が「宵の明星」として見えるのは今月いっぱい。本日7月7日、金星は最大光度を迎え、西の低空で最も明るく輝きます。日没前後から21時頃までが観測出来るチャンスです。

七夕の主役 おりひめ星とひこ星

おりひめ星はこと座の「ベガ」、ひこ星はわし座の「アルタイル」で、ともに一等星。二つの星の間を流れているのが天の川。この天の川の中でもう一つの一等星であるはくちょう座の「デネブ」を含む三つで形成されるのが「夏の大三角」です。また、天の川の南に目を向けると、地平線近くにさそり座の赤い一等星「アンタレス」があり、さそりの心臓の位置にあたります。
これらはどれも一等星で市街地でも見ることができます。ぜひ探してください。

今夜の天気分布 新潟下越を中心に夜のはじめ頃(21時頃)までは晴れ間あり

7日は梅雨前線が西から次第に日本海まで延びてくる見込みです。北陸地方は次第に西から雲が多くなるでしょう。ただ、予測には幅があり、北陸東部の新潟下越を中心に星空を見るチャンスはまだありそうです。今夜の月の出は夜遅くとなっていますので、厚い雲が広がる前の夜のはじめ頃までであれば、夜空で星を見つけることが出来るかもしれません。

近年の7月7日の夜の天気

梅雨の最盛期にあたり、天気は全般にすっきりせず、曇りや雨の日が多い傾向です。2020年は、梅雨前線が正に北陸地方に停滞し、各地で大雨となりました。その一方、2017年は日本海に中心をもつ高気圧が北陸地方を覆い、各地で快晴となりました。

6月の降水量 予想はほぼ平年並なのに実況は平年よりかなり多かった

6月1日に発表された1か月予報の降水量はほぼ平年並みと見込まれていました。その一方、実況では、北陸地方全体で平年比は163%となり、かなり多くなりました。当初の見込みを超える降水量となったことになります。
昨日6日に発表された新たな1か月予報によると、降水量は平年並か多い予想となっています。梅雨の最盛期から末期にあたり、今後も日本海は湿った空気の通り道となることが予想されます。当初の予想を超える短期的な大雨の可能性があることに十分注意して下さい。

8〜10日は北陸西部の福井・石川・富山を中心に警報級の大雨  8日と9日は石川で高い確率

太平洋高気圧は北への張り出しを強めるステージとなり、日本海は湿った空気の通り道となりやすくなっています。このため、北陸地方は、梅雨前線や低気圧の影響を受けやすく、とくに今月中旬頃にかけて大雨への警戒が必要となりそうです。
目先に関しては、8日(土)の明け方以降、北陸西部の福井・石川方面から局地的に激しい雨や雷雨となり、降水域が徐々に東へ広がる予想となっています。今一度、自宅周辺の排水が問題なく行われるかを確認して下さい。重要な資産や財産で高い安全な場所へ移動できるものは移動することを検討して下さい。自治体や気象台から発表される情報に気を配り、身の安全を確保する為に躊躇なく早めの避難をするようにして下さい。
その一方、梅雨前線の南北位置の予想は難しくなっています。予想が前日と当日で変わってしまうと、降水量や天気が大きく変わることもわり、結果、最高気温も大きく変わってしまうことも時々あります。常に最新予報を確認するようにして下さい。

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