九州南部が梅雨明け 平年より8日遅く夏本番へ 厳しい暑さが続くため熱中症に警戒

2023年7月23日(日)11時0分 tenki.jp

きょう23日、気象庁は「九州南部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年より8日遅く、昨年より1日遅い梅雨明けです。

関東甲信地方 梅雨明け

きょう23日、気象庁は「九州南部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
平年(7月15日ごろ)より8日遅く、昨年(7月22日ごろ)より1日遅い梅雨明けです。
梅雨期間(5月30日から7月22日まで)の降水量(速報値)は、鹿児島で954.0ミリ(平年861.6ミリ)、宮崎で904.5ミリ(平年783.5ミリ)など、各地で平年より多くなりました。
※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値で、春から夏にかけての天候経過を考慮して再検討され、見直されることがあります。

熱中症に警戒

九州地方では、向こう一週間は高気圧に覆われて、おおむね晴れますが、気温が上がる午後は大気の状態が不安定となります。山沿いを中心に、にわか雨や雷雨に注意して下さい。また、最高気温は35℃以上、最低気温も25℃以上と、厳しい暑さが続きます。梅雨明け直後の熱中症に警戒が必要です。

熱中症予防のポイント

熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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