台風7号 10日~暴風域伴い小笠原接近 14日頃強い勢力で本州接近 お盆を直撃か

2023年8月9日(水)17時32分 tenki.jp

台風6号の影響で九州では大荒れの天気が続いていますが、台風7号の動きにも警戒が必要です。台風7号は、あす10日から12日には暴風域を伴ったまま小笠原諸島に近づく恐れがあります。14日頃にかけて暴風域を伴って強い勢力で東日本から西日本に接近の恐れ。お盆に交通など影響も。

台風7号 危険な進路 本州のお盆を直撃か

きょう9日は動きの遅い台風6号の影響で、九州では南部を中心に雨や風が強まり、大荒れの天気が続いています。
そして、台風7号の動きにも警戒が必要です。
台風7号はきょう9日午後3時には、小笠原近海にあり、ゆっくりと西へ進んでいます。
この先、次第に発達しながら北西に進む見込みで、あす10日から12日にかけ暴風域を伴いながら、小笠原諸島に接近する見込みです。
11日には「強い」勢力になる予想で、その後も北上を続け、14日(月)頃にかけても勢力は「強い」まま、東日本や西日本に接近する恐れがあります。
お盆のUターンラッシュなどに大きな影響が出る可能性が高くなってきました。最新の情報を確認し、無理のない行動予定を立てるようにしてください。
台風が近づく前から海は波が高くなり、影響が出る見込みです。すでに離れている台風6号の影響で関東では相模湾などで、うねりを伴い波が高くなっています。お盆の時期ですが、海のレジャーは事故のないように無理をせず、十分に注意、警戒してください。

小笠原諸島 予想される風・波・雨

<暴風・高波>
台風の接近に伴い、小笠原諸島では10日から12日頃にかけて非常に強い風が吹く見込みで、暴風となるおそれがあります。
また、小笠原諸島の海上は10日はうねりを伴って大しけとなり、13日頃にかけて大しけが続くおそれがあります。
10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
小笠原諸島 22メートル(35メートル)
11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
小笠原諸島 25から29メートル(35から45メートル)
10日に予想される波の高さ(うねりを伴う)
小笠原諸島 7メートル
11日に予想される波の高さ(うねりを伴う)
小笠原諸島 8メートル
暴風や高波に警戒してください。
<大雨>
小笠原諸島では、台風の接近に伴い、10日から12日頃にかけて、大雨となるおそれがあります。
11日午後6時までの24時間に予想される雨量(多い所)
小笠原諸島 100から200ミリ
12日6時までの24時間に予想される雨量(多い所)
小笠原諸島 100から200ミリ
台風の進路や発達の程度によっては警報級の大雨となる可能性があります。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。

台風7号 海面水温の高いルートを通過 発達し北上の恐れ

この夏は東京都心で猛暑日の年間最多記録が更新されるなど記録的な暑さとなっていますが、これまで日本付近には太平洋高気圧が勢力を広げていたために、海水をかき混ぜる擾乱が進むことがあまりありませんでした。
これから台風7号が進む予想の海面水温は30℃前後となっていて、予想以上に発達して本州に近づくことも考えられます。
ちょうどお盆休みにあたるため、帰省や旅行など多くの方が移動される時期ですが、交通に大きな影響が出そうです。今後の台風の最新情報に注意し、早めの備えを行ってください。

台風が近づく前の対策 高波や高潮に備えて

沿岸部では、台風による高波や高潮の恐れがありますので、次の3つのことに注意しながら、備えることが必要です。
1つめは、何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。
2つめは、大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。
3つめは、安全に行動できるうちに、避難(移動)しましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認して、早めに避難してください。

台風が近づく前の対策 大雨に備えて

台風の接近に伴い大雨が心配されますが、事前に備えておくポイントは、次の3つです。
1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。
3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。
いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。

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