屋久島町南部付近で120ミリ以上の猛烈な雨 土砂災害に厳重警戒 午後も激しい雨

2022年8月21日(日)12時17分 tenki.jp

レーダーの解析で鹿児島県屋久島町南部付近では、午前11時10分までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられます。奄美地方では、昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨の降る所も。落雷や竜巻などの激しい突風の恐れもあり警戒が必要です。

九州を発達した雨雲が通過

きょう21日は、九州地方を低気圧が南下し、九州を中心に湿った空気が流れ込んで、雨雲が発達しやすい状態が続いています。
けさにかけては、福岡県早良区や熊本県山鹿市で1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降り、九州や中国地方の所々で1時間50ミリ以上の滝のような雨を観測しました。
レーダーの解析で、午前11時10分までの1時間に鹿児島県屋久島町南部付近では1時間に約120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。鹿児島県奄美地方を中心に発達した雨雲がかかり、雷も観測しています。

鹿児島県に土砂災害警戒情報

午前11時30分現在、鹿児島県屋久島町に土砂災害警戒情報が発表されています。
奄美地方では、きょう21日昼過ぎにかけて、このあとも局地的に雷を伴った非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
落雷や竜巻などの激しい突風などにもご注意ください。
九州南部では、短時間に記録的な大雨が一気に降ったばかりで、災害のリスクが高まっています。きょう21日夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに厳重に警戒してください。
また、九州だけにとどまらず、これまでの大雨の降った北陸などでも地中にたっぷりと水分を含んだ状態が続き、雨が降れば、土砂災害の危険度が高まるような状態が続いています。雨雲レーダーで近くに雨雲が発生していないかどうか確認するようにしてください。

九州〜関東甲信、北陸は所々で激しい雨や雷雨

きょう21日は、西日本から東日本を中心に湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定です。
いったん雨がやんだ地域でも、再び雨雲が発達し、激しい雨や雷雨となる所があるでしょう。
屋外のレジャーは、急な激しい雨や落雷や竜巻などの突風にも注意が必要です。
空の変化に気を付けて、安全にお過ごしください。

土砂災害の前触れは

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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