京都府・滋賀県で猛烈な雨 記録的短時間大雨情報
2018年9月4日（火）15時12分 ウェザーニュース
2018/09/04 15:24 ウェザーニュース
台風21号は、4日(火)12時頃に徳島県南部に上陸後、14時頃に兵庫県神戸市付近に再上陸し、近畿地方を通過中です。台風中心付近の発達した雨雲が通過し、近畿北部を中心に激しい雨が降っています。
14時50分までの1時間に、京都市左京区では解析雨量で約100mmの雨を、大津市北部付近では約90mmの雨を観測し、気象台は記録的短時間大雨情報を発表しました。
その後、滋賀県高島市付近では15時10分までの1時間に約90mmの雨が観測され、こちらも記録的短時間大雨情報が発表されています。
ピークは短いが要警戒
大規模な道路冠水や河川の増水、氾濫、土砂災害などが発生する恐れがあります。台風の速度が速いため雨のピークは短いものの、京都府で16時頃まで、滋賀県は17時頃まで警戒が必要です。
記録的短時間大雨情報とは
数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨が観測・解析されたときに、気象庁が発表する情報です。その発表基準は、1時間降水量の歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。
この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。
