元最高裁判事の園部逸夫氏が死去、95歳…有識者会議で女性・女系天皇を容認する報告書

2024年9月18日(水)19時40分 読売新聞

元最高裁判事の園部逸夫氏

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 行政法の学者で皇室関連の有識者としても知られる元最高裁判事の園部逸夫(そのべ・いつお)氏が13日、死去した。95歳だった。告別式は20日午前10時、東京都品川区西五反田5の32の20桐ヶ谷斎場。喪主は次男、正夫氏。

 岐阜県出身。1970年に京大助教授から裁判官となり、最高裁上席調査官などを経て、筑波大と成蹊大教授を歴任した。

 89年から99年まで最高裁判事を務め、嘱託尋問調書の証拠能力を否定したロッキード事件丸紅ルートや、靖国神社の玉串料に公費を支出することは憲法の政教分離原則に反するとされた「愛媛玉串料訴訟」などの上告審判決に関与した。

 2005年には小泉首相(当時)の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」の座長代理を務め、女性・女系天皇を容認する報告書をまとめた。

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