前線通過後 「今季一番」の寒気南下 北海道は平地で初雪 関東の峠も雪まじる可能性

2023年10月18日(水)16時9分 tenki.jp

あす19日から20日にかけて北日本から東日本を前線が南下。その後、21日から今季一番の強い寒気が流れ込むでしょう。北海道の内陸部は平地で初雪になる所も。また、山に雪を降らせる目安の寒気が北陸や関東北部まで南下し、標高の高い山や峠は雪の可能性。無理のない行動を。

21日(土)〜今季一番の寒気南下 東日本の峠も一時雪か

あす19日(木)から20日(金)にかけて、北日本から東日本を前線が南下するでしょう。
あす19日(木)は、北海道は広く雨で、雷を伴ったり、雨がザっと強まる所がありそうです。落雷や竜巻などの突風にもご注意ください。東北北部も午後は雨や雷雨の所があるでしょう。
20日(金)にかけて、北海道や東北は太平洋側も広く雨が降り、北陸から山陰など日本海側は断続的に雨が降るでしょう。
20日(金)午後は、東海から九州にかけての太平洋側も、一時雨がザっと強まりそうです。関東は雲が多く、北部を中心に一時雨が降るでしょう。
前線の通過後は、西高東低の冬型の気圧配置となり、北日本から「今季一番」の強い寒気が流れ込む見込みです。上空1500メートル付近の寒気の予想では、21日(土)午後9時には、北海道にマイナス6℃以下(平地に雪を降らせる目安)の寒気が一部に流れ込み、東北や北陸、長野県や関東北部には0℃以下(山に雪を降らせる目安)の寒気が一時的に流れ込む見込みです。

21日(土)午後〜 北海道の内陸部で雪のエリアが広がる

北海道はさらに上空5500メートル付近にも強い寒気が南下し、内陸部は平地でも初雪になる所が出てくる見込みです。車は冬用のタイヤを備えて、雪道の運転に慣れていない方は、運転を控えてください。
標高の高い所では積雪や路面凍結などの恐れも高まりますので、十分な注意が必要です。

21日(土)夜〜 関東北部の山沿いなどでも一時雪がまじる可能性

21日(土)夜から22日(日)の朝にかけて、山に雪を降らせる目安の寒気が、一時的に東北や北陸、関東北部まで南下する見込みです。
広い範囲で雨となりますが、標高の高い山や峠では、一時的に雪がまじる可能性があります。
紅葉狩りや登山シーズンでもありますが、事前に天気予報をご確認の上、計画を検討し直すなど、無理な行動はとらないようにしてください。

土日は各地で11月並みの肌寒さ

週末に南下する寒気の影響で、気温の変動がさらに激しくなるでしょう。
上の図は東京都心のこの先の予想最低気温と予想最高気温です。
あす19日(木)から20日(金)は、最高気温が25℃以上の夏日が戻り、日中は汗ばむくらいの陽気になりそうです。ただ、21日(土)は最高気温が20℃くらいにとどまり、日中も肌寒く感じられるでしょう。22日(日)は、朝の最低気温が11℃まで下がり、暖房が欲しいくらいです。朝から薄手のコートなど羽織るものが必要になるでしょう。
内陸部では一段と気温の変化が激しくなり、一気に季節が進んだように感じられそうです。暖かいニットや厚手のジャケットなどをご準備の上、気温の変化にもご注意ください。

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