霧の中に白い虹のアーチが出現 北海道

2020年10月28日(水)7時20分 ウェザーニュース

2020/10/28 07:24 ウェザーニュース

北海道七飯町より(28日7時前に撮影)
今日10月28日(水)朝は、内陸部を中心に濃い霧が発生していて、見通しが悪くなっています。
北海道の道南にある七飯町では、この霧が薄まっていく中で幻想的な白い虹のアーチが見られました。これは霧が解消に向かう時に見られる「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。

白虹は霧解消で晴れのサイン

白虹と七色の虹の原理

通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。
一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。
太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。

霧解消後は晴れるが、夜は雷雨に注意

今朝、霧が見られているところでは、日差しが届き冷え込みが緩和されると、だんだんと霧は解消に向かいます。
白虹が見られた七飯町のある、北海道の渡島地方でも、このあとは晴れてくる見込みです。
ただ、低気圧や前線が近づくため、天気は下り坂に向かいます。夕方以降には雨が降り出し、雷雨になることがあるので注意が必要です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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