暖気とフェーン現象で北陸は季節外れの暑さ 富山で30℃の真夏日予想

2023年11月6日(月)6時0分 ウェザーニュース

2023/11/06 06:09 ウェザーニュース

三連休明けの今日11月6日(月)は朝鮮半島の北に発達した低気圧が進み、寒冷前線が近づきます。本州付近は南からの暖気の流入が強まり、朝から気温は高めです。
特に地形の影響でフェーン現象が加わる北陸では気温の上昇が顕著で、富山市では30℃の真夏日を予想しています。

30℃に到達すれば東日本では11月として初

今日は南から暖かな空気が強く流れ込み、西日本や東海、北陸などは朝から気温が高くなっています。20℃以上の所が多く、5時30分の時点で福岡市は23.3℃、鳥取市で22.0℃、富山市で23.3℃など日本海側で気温が高めです。
九州などは雨が降るとともに気温が下がる一方、雨の降り出しが遅い北陸では、山の風下にあたる地形の影響でフェーン現象の影響も重なって、特に気温の上昇が顕著になるとみられます。
予想最高気温は富山で8月下旬並みの30℃、福井で9月中旬並の27℃、金沢で9月下旬並みの26℃など、季節が2か月ほど戻ったかのような暖かさになる予想です。平年のこの時期と比べると10℃前後も高い気温です。
富山市では1977年11月1日に観測されていた11月の最高気温29.2℃を上回る可能性があります。また、北陸など東日本で11月に真夏日となれば観測史上初めてです。
日なたでは暑いくらいになりますので、厚着をしてしまって体調を崩したりしないようお気をつけください。
▼予想最高気温(平年差/該当旬)
 富山 30℃(+12/8月下旬並)
 金沢 26℃(+8/9月下旬並)
 福井 27℃(+9/9月中旬並)
前線は今夜、北陸地方を通過して、その後は暖気の流れ込みが絶たれるため、明日7日(火)は最高気温が20℃前後になる予想です。

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