日曜~月曜 日本海側を中心に冬の嵐 猛吹雪や大雪の恐れ 車の立ち往生に警戒

2023年12月17日(日)6時12分 tenki.jp

今日17日は、北海道から九州の日本海側は広く雪が降り、北海道から北陸では大雪や見通しのきかない猛吹雪の恐れ。車の立ち往生など交通障害に警戒。太平洋側にも雪雲の流れ込む所があるでしょう。

日本海側に雪雲 「初雪」続々

今日17日は、冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込んでいます。北海道から九州の日本海側を中心に雪雲がかかり、金沢や富山、福井、鳥取、広島、徳島、佐賀、長崎、熊本で初雪を観測しています。
明日18日かけて冬型の気圧配置が続き、強い寒気が流れ込むでしょう。
特に、小低気圧が発生する可能性がある北海道や「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」による活発な雪雲が流れ込む北陸(新潟県含む)では警報級の大雪となる恐れもあります。
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。

大雪や猛吹雪の恐れ

今日17日は、北海道の日本海側から北陸は雪を伴って風が非常に強く吹く見込みです。予想される最大瞬間風速は35m/sと、何かにつかまっていないと立っていられないほどの風が吹く所があるでしょう。局地的には見通しのまったくきかない猛吹雪となる恐れがあります。車の立ち往生など、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒が必要です。
近畿北部から山陰も断続的に雪が降るでしょう。山沿いを中心に雪が積もり、平地でも積雪となる所がありそうです。北海道や東北、東海、四国など太平洋側にも雪雲の流れ込む所があるでしょう。車は冬の装備で、積雪や路面の凍結に注意が必要です。
明日18日も北海道の日本海側から山陰は雪が降り、さらに積雪が増えるでしょう。日本気象協会の降雪量の計算によれば、19日6時までの48時間降雪量は北海道から北陸の山沿いで100センチを超える所もありそうです。平地でも所々で20センチから50センチほどの降雪が予想されています。

真冬並みの寒さに

今日17日は、広く厳しい寒さとなるでしょう。
最高気温は札幌市は0℃、仙台市は7℃、新潟市は4℃の予想です。冷たい風が吹きつけて、気温の数字よりいっそう寒く、凍えるような寒さとなりそうです。東京都心は14℃と平年よりは高いものの、昨日より7℃も低くなるでしょう。名古屋市は8℃、大阪市は7℃、福岡市は5℃の予想です。昨日より大幅に低く、真冬並みの厳しい寒さでしょう。
万全な寒さ対策をしてお過ごしください。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

tenki.jp

「日本海側」をもっと詳しく

「日本海側」のニュース

「日本海側」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ