立憲民主党の野田代表、旧文通費の使途を自主公開…石破首相の著書やストップウォッチ購入

2024年12月27日(金)19時36分 読売新聞

立憲民主党の野田佳彦代表

 立憲民主党の野田代表は27日、歳費とは別に国会議員に毎月100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途や領収証を自身のホームページで自主公開した。

 対象は10、11月分。両月とも私設秘書給与などの人件費として44万9006円を支出したほか、10月にはホームページ制作費用などで広報費42万5024円を計上。また、衆院解散前日に石破首相の著書(電子版、1584円)、臨時国会の代表質問の練習用としてストップウォッチ(3180円)も購入していた。

 旧文通費は使途公開が不要で、国会議員の「第2の財布」と呼ばれ、不透明さが問題視されてきた。使途公開や残金の国庫返納を義務付ける改正歳費法が20日成立し、来年8月に施行される。野田氏は27日、党本部で記者団に対し、「2か月に1回くらいの頻度で公表したい」と語った。

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