東北の空に鮮やかな逆さ虹 環天頂アークが出現

2022年12月28日(水)9時55分 ウェザーニュース

2022/12/28 09:40 ウェザーニュース

今日28日(水)は冬型の気圧配置が弱まり、東北の日本海側でも一部で晴れています。山形県内では空の高い所に鮮やかな環天頂アークが現れました。

晴天はつかの間で、午後は天気下り坂

環天頂アークは、太陽の中心から上方46度前後の空の高い所に出現します。弓なりの美しい虹色を描き出すことから、逆さ虹とも呼ばれます。太陽高度が22度前後の時に最もはっきり現れ、日の出の2時間後や日没の2時間前が見えやすい時間帯です。
冬型の気圧配置で雪や雨が続いていた山形県では久しぶりに天気が回復して、晴れている所が多くなっています。上空の非常に高い所にうっすらと広がった雲を構成する氷の粒が、太陽の光を屈折させて光学現象を作り出しました。
ただ、この晴天は長くは続かず、午後は低気圧の接近に伴って天気が崩れる見込みです。貴重な晴天を有効にご活用ください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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