年頭所感:人手不足に打つ手はないのか?地方こそギグワークを

2024年1月4日(木)15時17分 PR TIMES

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 新年おめでとうございます。

 昨今、企業の人手不足が叫ばれています。「人手不足」というキーワードで検索をすると、介護業界、製造業界、観光業、そして流通業界の2024年問題など人手不足ではない業界はないのかと思ってしまうほどさまざまな業種での情報が並びます。しかし、これほど人手不足が叫ばれていながら、働き手として職業選択や就労条件の劇的な変化を実感することはあまりないのではないかと思います。

 現代の日本社会は人手不足でありながら、働きたい条件の仕事が見つからないという大きなミスマッチの構造に陥っています。これは、ライフスタイルの多様化に企業が追いついていないからだと考えています。

 ライフスタイルのデジタル化が進み、ワーケーションや地方移住などの場所を問わない労働環境、インフルエンサーなどの新たな職業の誕生や組織に属さない生き方による自由な労働時間など多様な働き方が広がっています。そんな中、旧来型の長時間・固定勤務をあえて選ばない方も増えています。総務省統計局が令和4年に行った労働力調査※によると、非正規雇用を選択した理由の一位は「自分の都合のいい時間に働きたいから」と2,101万人のうち679万人が回答しています。
※出典:労働力調査(詳細集計) - 総務省統計局 https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/pdf/index1.pdf

 弊社は昨年、地方自治体と協力しこのミスマッチに回答しうる取り組みを進めてきました。これまでに新潟県湯沢町、南魚沼市、長岡市、佐渡市、大阪府泉佐野市、静岡県伊東市、熊本県天草地域と累計7の地域とそれぞれの自治体名を冠した人材マッチングプラットフォーム「マッチボックス」を開設してまいりました。

 マッチボックスは企業が1日単位・数時間から求人募集できるデジタルツールです。地域内外の求職者が手軽に仕事を選び自分のライフスタイルにあった働き方ができるというものです。さらに雇用企業が自社独自の人材プールに働き手を登録し、すぐに声がけができる自社の戦力として貯めておくこともできます。働き手は好きな時間に好きなだけ働くことができ、職種も自由に選択することができます。また、数時間からお試し感覚で働き、肌が合えば長期雇用につながる可能性もあります。

 湯沢町が開設した「ゆざわマッチボックス」では約1,100人の働き手が登録しています。また、23年10月~12月では約3,000時間の勤務が発生しました。非正規の方の月の平均労働時間は78時間と言われています。人手不足と言われている中、デジタルを活用し地域の「眠れる労働力」を掘り起こしました。

 地方では仕事との出会いが特に重要です。地元企業の魅力に気付くことなく人材が県外へ流出するケースも多くみられます。そんな中で、「マッチボックス」は自治体との連携を通じ多くの雇用機会を創出しました。働き手にとってデジタル上に地元の仕事が集約され、気軽に応募できるという点が響いていることを実感しました。

 本年、マッチボックステクノロジーズはこれまでの経験を活かし、自治体との協力をさらに推し進めていきたいと考えています。就労マッチングのデジタル化というこれまでにない取り組みを行うことにハードルを感じる方もいるかもしれませんが、実際に取り組んでみると簡単に活用することができると感じられると思います。そして、柔軟に働ける機会を提供するだけで驚くほど多くの働き手の方とマッチングするということを実感されると思います。

 自治体の戦略として観光情報のデジタル化により人流を生み出すアプローチは定番です。一方で人材を地域に留めるデジタル戦略は十分にされているでしょうか。地方には都市部に負けない魅力ある仕事がたくさんあります。地域外への情報発信のデジタル化だけでなく、地域内の人材を留めるアプローチも必要ではないでしょうか。デジタルを活用した「ご当地のお仕事情報」発信は地方の魅力の再発見につながります。そして、地方の魅力が次々と発見されていくことで日本全体も活性化されると信じています。

 今こそ皆さんと一緒に就労のデジタル化を推し進める時期だと考えています。 本年も、マッチボックステクノロジーズにお力添えいただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

Matchbox Technologiesグループは、人材雇用・労務管理を一体とした人材マネジメントのデジタル化により、人や組織の課題解決を目指していきます。

株式会社Matchbox Technologies
代表取締役社長 佐藤洋彰


「matchbox(マッチボックス)」について
「matchbox」は自社独自の人材プールを構築することで、人材の採用にかかる時間やコストを大幅に削減することができるセルフソーシング(R)︎サービスです。導入企業は現役従業員をはじめ、OBOG(退職者)、登録制アルバイトを中心とした自社独自の人材プールの構築が可能です。アプリケーションを通じて、人材プールに対するシフトの共有から採用までを簡単に行うことができます。勤務が確定した場合は人材に合わせ雇用手続き、給与計算、支払い、全て自動化で対応。企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティを実現します。現役従業員と外部人材を同時にマネジメントできる唯一無二のアプリケーションであり人々の働き方を前進させる革新的なサービスです。現在関連特許を国内外に10件以上出願しており、うち7件が取得済みです。

・matchboxのマッチングまでの流れ:
1. 募集の3時間前までに、事業所が求人する日時・人数・時給・条件等を登録
2. 求職者が、条件に合う事業所を選択し応募
3. 応募者の中から、事業所が勤務者を選定
4. 当該事業所で勤務

「Matchbox Technologiesグループ」について
Matchbox Technologiesグループは、「matchbox」を提供する株式会社Matchbox Technologies、ローソンの店舗経営を中心とした株式会社Fuzion’z、ローソンとの合弁会社で、ローソン店舗向けの人財教育・人財派遣などを行うローソンスタッフ株式会社によって構成されています。2004年にFusion‘zを創業しローソン国内最大級の加盟店に成長し、その後、人不足対策のためローソンスタッフを設立し派遣事業を全国で展開しました。さらなる柔軟性を求め、当社を設立し「matchbox」事業を開始しました。株式会社Matchbox Technologiesは、製品開発、マーケティング、広告事業の意思決定者にアメリカやベトナムなど様々な国籍の人材を起用しており、ベンチャーでありながらグローバルに受け入れられるような製品展開をしています。2022年7月からは人材課題を解決する自治体公式のプラットフォームの開設・運用をサポートしています。これまでに新潟県や大阪府の7自治体でギグワーク・セルフソーシングプラットフォームを受託した実績があります。
企業ページ:https://mxbx.jp/company

<会社概要>
社名  株式会社Matchbox Technologies (マッチボックス テクノロジーズ)
設立  2015年7月1日
代表取締役社長  佐藤 洋彰
本社所在地  〒950-0945 新潟市中央区女池上山3-14-10
東京本部  〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-4-2 藤和神田錦町ビル3F
代表電話  025-384-4457
資本金  1億7100万円(資本準備金含む)お問い合わせ先
matchboxご相談窓口
TEL: 0120-425-362
https://mxbx.jp/inquiry

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