「救急隊員を守る感染症対策カーテン(OH アングル SAKAI)」の開発が2023年11月16日「令和5年度の消防防災科学技術賞」を受賞~2024年1月、全国に納車60台を突破~

2024年1月10日(水)16時16分 PR TIMES

「一般の部/消防防災機器等の開発・改良」で優秀賞

 救急搬送車の製作・販売や、自動車の板金塗装や整備などを手がけるCK Company有限会社(大阪府堺市中区深井畑山町237-4)と堺市消防局で共同開発した「救急隊員を守る感染症対策カーテン(OH アングル SAKAI)」が、2023年11月16日、「令和5年度の消防防災科学技術賞(優秀賞)」を受賞しました。

■「消防防災科学技術賞(一般の部/消防防災機器等の開発・改良部)」の優秀賞を受賞
 2023年11月16日、三鷹市公会堂(東京都)で表彰式が行われました。
 この表彰制度は、消防防災機器等の開発・改良、消防防災科学に関する論文及び原因調査に関する事例報告の分野において、優れた業績をあげた等の個人又は団体を消防庁長官が表彰することにより、消防防災科学技術の高度化と消防防災活動の活性化に資することを目的として、1997年度から実施されているものです。今回受賞したのは、CK Companyと、堺市消防局救急部と連名で応募した「救急隊員を守る感染症対策カーテン(OH アングル SAKAI)の開発」です。

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救急車250台に採用された「救急隊員を守る感染症対策カーテン(OH アングル SAKAI)」
 新型コロナウイルス感染症患者の救急対応は、2020年当初未知のウイルスとして 十分な知見がない中対応を迫られ、救急隊員の感染対策等が大きな課題となって いました。限られた空間の救急車内において、救急隊員の安全を確保しつつ迅速・的 確に感染症患者の観察・救急救命処置を行えるよう、救急車内の上部に専用アン グル・カーテンを取り付け、必要に応じて即時に感染症患者と救急隊員を隔てる感染 症対策カーテン(OH アングル SAKAI)を開発しました。2021年5月には堺市消 防局の全救急車両(32 台)、また、これまでに大阪府下の他のエリアにも計250 台寄贈しました。現在は、その安全性・利便性から他市消防本部や病院においても 広く採用されています。
 
 授賞式には社長の遠藤が出席し、消防庁長官から表彰状が授与されました。遠藤 は「堺市消防局ではコロナ患者を9000人以上救急搬送したが、OH アングル SAKAI を取り付けていたため、救急隊員の安全を守ることができた。OH アングル SAKAI については、医療関係者からもウイルス感染対策に対して有効だと言われて いる。」とコメントし、今後も、さらに開発を進めることに意欲を示しました。
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■当社について
 CK Company有限会社は、大阪府堺市で2003年に設立。福祉仕様車両、ハイエースキャンピングカーなど自動車の 新車・中古車の販売・整備、自動車の板金塗装や整備などを手掛けております。中でもカスタムカー製作培った技術を ベースに始めた救急搬送車製造は、従来約1,500〜1,800万円(医療機器を含むと約3,000万円)かかった救急搬 送車を約350万円〜(中古車ベースの場合約300万円〜)と低価格で提供できるとあって、2019年10月に販売を開 始以来、好評をいただいており、2024年1月には、全国で納車60台を突破しております。
 また、「救急隊員を守る感染症対策カーテン(OH アングル SAKAI)」の他にも患者搬送時の飛沫感染を防ぐ「スト レッチャーカバー」を開発しています。救急車に患者を乗せる際に使用するストレッチャーに装着する顔面部分のカバーで、 飛沫を防ぐことができるだけでなく、上面を透明にすることで患者の様子を常に見ることができ、急変に対応することができま す。今後、ますます必要となっているウィズコロナ対策ですが、中でも医療現場で働く方を守るために必要となるアイテムを今 後も開発していきたいと考えております。

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■カスタムカーの製作技術を、救急搬送車の製造に生かしています
●代表を務める遠藤弘教(44歳)は、15歳から自動車整備の仕事を始め、23歳で独立。カスタムカーの本場、アメリカで 「グラインダータトゥー」というアート技術を習得し、日本に持ち込みました。その後、約10年間カスタムカーの製作を行ってきまし たが、34歳で誕生した子どもが入退院を繰り返したことから医療業界で必要とされる福祉車両に関心を持ちました。
●その頃、近隣病院から救急車や福祉車両の板金・塗装の仕事が舞い込んでいたこともあり、福祉車両の代車事業・レンタ カー事業を着想。中でも救急車は非常に高価のため、民間病院が独自に保有することが難しいことを知り、技術を生かしてオリ ジナルの救急搬送車作りに取り掛かりました。
●車両本体はトヨタハイエースの福祉車両を使用しますが、救急搬送車に転用するための強度テストや、内部に設置する医療 設備、ストレッチャー、シートベルトなど、求められる水準に達するまで約4年の歳月を必要としました。
●医療機器を稼働させるための100V電源、万一の際も40分〜1時間は電源が切れないバッテリーなどの電気系は、カスタム カー製作の技術(カーオーディオやドレスアップ照明用)を応用しました。ストレッチャーのパイプ部分は、カスタムカーのマフラー 製作の技術を活用して加工しています。
●2021年2月に新社屋を竣工。救急車の生産ラインを拡大させています。

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