脂環式エポキシDCPD-DEのスケールアップについて

2024年1月25日(木)10時47分 PR TIMES

年1トン超の供給体制を構築、電子材料分野での用途開発を加速

日本材料技研株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 浦田 興優、以下「当社」)は、このたび、脂環式エポキシDCPD-DE(ジシクロペンタジエンジエポキシド)に関し、パイロットスケールでの製造に成功いたしました。弊社では2020年6月からDCPD-DEのサンプル販売を行ってきましたが、これまでに電子材料用途を中心に多くの引き合いをいただいており、供給態勢の構築にも取り組んでまいりました。今般のスケールアップにより、年1トン超の需要にも受注生産で対応しうる供給体制を整え、キロ単位での量産試作サンプル販売を開始することといたしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52040/22/52040-22-3ae49afc8a8e59f79d8c994bb777ba28-614x407.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]DCPD-DE スケールアップ品 [左]1kg [右]5kg
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52040/22/52040-22-11058e7408a22269a4ae4dc8a4c29474-571x265.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]DCPD-DEの化学構造式
DCPD-DEは、透明性や耐熱性を特徴とする脂環式構造を有する白色の粉末材料です。脂環式エポキシの中でも誘電率が低く、比較的高いTgを特徴としており、エポキシ組成物に配合することで、Tgを損なうことなく、電気特性を向上することができます。これらの特性を活かして、電子材料の接着剤や封止材への活用が期待されます。
当社は、独占実施権を有する触媒と知的財産を保有するエポキシ化技術を応用して工業化製法の開発に取り組み、シンプルでスケールアップ容易な生産技術をパイロット規模で確立しました。これにより高い反応選択率を実現し、高純度(99.5%以上)で塩素を含まない(検出下限以下)DCPD-DEを量産することが可能になっています。(製品紹介ウェブサイトおよび製品パンフレット:https://www.jmtc.co.jp/product/647/)
また、この技術はDCPDのみならず、脂環式構造を持つテトラヒドロインデン等、多様な材料のエポキシ化への適用が期待されます。昨年10月には関連する知財も取得するなど取り組み態勢を整えており、今後、高機能エポキシ化合物への個別ニーズにもお応えして参ります。(関連プレスリリース:https://www.jmtc.co.jp/release/2023/10/20231013.pdf)
DCPD-DEおよび本技術を用いたエポキシ化に関するお問い合わせは、https://www.jmtc.co.jp/のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

【日本材料技研株式会社 概要】
■会社名 :日本材料技研株式会社
■設立 :2015年8月
■資本金 :1億円 ※資本準備金を含む
■代表者 :代表取締役 浦田 興優
■事業内容 :機能材料事業
■企業ホームページ : https://www.jmtc.co.jp

PR TIMES

「パイロット」をもっと詳しく

「パイロット」のニュース

「パイロット」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ