「キズを早くきれいに治す」快適な絆創膏を届けたい 高機能絆創膏「ケアリーヴ治す力」に込めたニチバンの想い

2024年1月29日(月)14時0分 PR TIMES STORY

ニチバンは1918年の創業以来、キズや健康な肌を考え続けてきました。「ぴったり技術で明日をつくる」という企業メッセージのもと、長年培ってきた粘着技術をベースに、皆さまの健康で快適な生活に貢献する製品をお届けしています。

ニチバンの救急絆創膏ケアリーヴは、「木の葉のようにやさしく包む」という想いを込めて生まれたブランドです。はがれにくさとフィット感を追求し、約3年の開発期間を経て1997年に発売しました。

2012年には、治癒促進絆創膏「ケアリーヴ治す力」を発売キズを早くきれいに治す機能と使い心地の良さを実現するために、細かい部分までこだわり抜いて開発した自信作です。

今回は「ケアリーヴ治す力」に込めた想いと開発秘話について、開発と設計を担当した社員に話を聞きました。

ケアリーヴ治す力の設計担当(左)と開発担当(右) ※2012年当時

ケアリーヴの強みを受け継ぎ、キズを早くきれいに治す高機能絆創膏の開発

救急絆創膏ケアリーヴが好評なのは、お客様が品質の良さを評価しているからと感じていました。次のテーマは「キズを早くきれいに治す」機能を持つ、治癒促進タイプの絆創膏の開発でした。

当時の治癒促進タイプの絆創膏といえば、「ハイドロコロイドでキズとその周囲を覆う形状(ハイドロコロイド一体型)」でした。先発品の長所と短所を設計メンバーで洗い出し、どのような製品仕様を目指すか、徹底的に議論しました。

様々な仕様を検討する中で、ケアリーヴシリーズの強みは「使い心地の良さ」だと再認識します。絆創膏ユーザーのニーズに立ち返って開発したケアリーヴの特長を受け継ぎ、最高品質の絆創膏をつくるという開発の方向性が決定しました。

キズぐちだけを早くきれいに治す、使い心地の良さを追求した「アイランド型」形状の秘密

新しく開発する絆創膏はハイドロコロイド一体型ではなく、「キズ」と「その周りの健康な肌」それぞれに応じた素材を組み合わせて選定することになりました。

健康な肌に当たる部分は、ケアリーヴのテープ素材である高密度ウレタン不織布を使用しました。全方向に伸縮するので、動きの多い関節にもぴったりフィットし、良くつきます。また、通気性が良いので、はがしたあとが白くなりにくいという特長も備えています。

キズぐちに当たる部分は、ハイドロコロイド素材の「モイストパッド」を採用しました。キズぐちから出る体液には、キズを治す因子が含まれています。この体液をモイストパッドが吸収して保持し、白くふくらむことによって、キズを早く治すのに適した潤い環境を保ちます。モイストパッドがかさぶた代わりとなってキズの痛みを和らげ、早くきれいに治します。

モイストパッドには伸縮性があります。テープと一体となって肌の動きに追従し、「ケアリーヴ治す力」ならではのフィット感を実現しています。

モイストパッドとテープ素材の間には防水フィルムを挟んでいます。薄い絆創膏ながら実は多層構造で、キズぐちをしっかり防水します。

「ケアリーヴ治す力」は救急絆創膏と同じ使い勝手で、すぐ貼ることができます。また、テープでしっかり固定できる構造なので、パッドは微粘着としています。そのため、貼り替えるときにキズぐちに負担をかけません。

キズぐちだけをモイストヒーリングで早くきれいに治し、健康な肌には快適にやさしくフィットする。キズを早く治す機能と使い心地の良さを追求した結果、「アイランド型」と呼ばれる形状が完成しました。

発売までの試行錯誤とこだわり

テープの形状にも工夫があります。ケアリーヴMサイズと並べてみると、「ケアリーヴ治す力」は長方形に近い形をしています。動きの多い指にも長時間付着できるよう、貼付面積を広くしました。パッドの上下は関節を曲げてもテープが浮かないよう、付着する面積を広く取っています。さらに、ケアリーヴの剥離紙は2枚ですが、「ケアリーヴ治す力」はキズにパッドを当てやすく、貼り損ねることのないよう3枚構成にしました。(S,M,Lサイズのみ)

(左)ケアリーヴMサイズ、(右)ケアリーヴ治す力Mサイズ

「ケアリーヴ治す力」は、一見すると普通の絆創膏に見えますが、キズが治るまでの間を少しでも快適に過ごしてほしいという想いから、細かい部分までこだわり抜いて開発しています。

製品名にもこだわりました。特性がすぐにわかり、覚えやすいように短く「治す力」としました。パッケージデザインは試行錯誤を繰り返し、ケアリーヴのイメージカラーである緑を基調に、メタリックでワンランク上の製品であることを表現しています。

お客様により良いものを届けるために

開発段階から営業担当者に意見を聞くために、全国の支店に何度も足を運びました。メーカー目線ではなく絆創膏ユーザーが困っていることを聞き集めて、製品設計に反映させていきました。また、どうしたらお客様に製品の良さが伝わるか話し合い、製品パッケージの改良を重ねていきました。

製造工程の設計も非常に苦労しました。今までに経験のない素材を組み合わせて製造することは、難易度が高く、想定外のトラブルが何度も発生しました。うまくできた条件でも、翌日にはトラブルが発生するなど失敗を重ねながら、製造の担当者と実験を繰り返しました。安定した生産をようやく実現できるようになった時の喜びと、ともに苦労した製造担当者への感謝は今でも忘れません。

ちなみに、弊社の絆創膏類や貼り薬などのメディカル製品は日本製です。ケアリーヴシリーズは福岡県にあるグループ会社で生産しています。

新制度活用にチャレンジし、発売時期を大幅に短縮

一般的な救急絆創膏は「一般医療機器」の扱いですが、治癒促進タイプの「ケアリーヴ治す力」は一段階管理の厳しい「管理医療機器」に分類されます。薬事承認を得るための手続きにかなりの期間を要すると見込んでいましたが、管理医療機器の認証制度が創設されるタイミングに恵まれ、発売を早められる目処が立ちました。目標達成に向けた課題を見える化し、薬事部門や品質部門、製造部門などと連携して申請準備に取り組みました。新制度を活用したことで、当初計画の2014年3月発売から、2年前倒しの2012年3月に発売することができたのです。

発売後の反響とこれからのケアリーヴ

社員が一丸となって開発に挑み、満を持して発売した「ケアリーヴ治す力」は、発売1か月で売上目標を上回ることができました。「きれいに治った」「フィット感が良い」「剥がれにくく、以前使用していたものよりも良い」等、お客様からうれしい声をたくさんいただきました。

翌2013年には、ケアリーヴで人気の2サイズ(指先用、ジャンボサイズ)を「ケアリーヴ治す力」に追加しました。2016年には透明で目立たない「ケアリーヴ治す力防水タイプ」を発売し、現在は「ケアリーヴ治す力」シリーズで全14サイズをラインアップしています。

救急絆創膏は本来、出番のないことが一番良いことですが、いざというときにはケアリーヴシリーズがそばにあり、頼りになる存在でありたいと考えています。今後もお客様のことを第一に考えて、高品質で使いやすい製品をお届けしてまいります。

ケアリーヴ治す力(管理医療機器 家庭用創傷パッド)

https://www.careleaves.com/naosu/

ケアリーヴブランドサイト

https://www.careleaves.com/

ニチバン株式会社

https://www.nichiban.co.jp/

※「ケアリーヴ」、「治す力」、「モイストパッド」はニチバン株式会社の商標です。


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