アルファコード、帝京大学とのVR研修の有用性を示す研究論文 世界トップレベルの国際医学誌「JAMA Network Open」に掲載

2024年2月15日(木)13時46分 PR TIMES

VR研修はビデオ研修より優れ、対面式と同等。さらに、対面式より資源が節約できる有効な方法と国際的に厳格な査読を経て実証

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33753/91/33753-91-cbc4c2bce2d14c5cfa47f093de90c7f4-1200x400.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 「技術」と「アイディア」をいくつも結びつけ、まだ世の中にない新しいサービスの創出に取り組んでいる株式会社アルファコード(本社:東京都港区、代表取締役会長 兼 社長:武市 智行 以下、当社)と学校法人帝京大学(東京都板橋区)が共同開発した感染症対策マルチアングルVRの有用性を検証した学術論文※1が、世界トップレベルの国際医学誌「JAMA Network Open」に2024年2月15日午前1時(日本時間)に掲載されました。
 厳密な科学的手法により、VR研修は実物を用いた対面式研修と同等の効果があり、ビデオ研修よりも優れていることが実証されました。コロナパンデミック下では個人防護具が不足していたため、資源節約の面で対面式より有効と結論づけられました。
※1 Tsukada K, Yasui Y, Miyata S, Fuyumuro J, Kikuchi T, Mizuno T, Nakayama S, Kawano H, Miyamoto W. Effectiveness of Virtual Reality Training in Teaching Personal Protective Equipment Skills: A Randomized Clinical Trial. JAMA Network Open. 2024;7(2):e2355358. DOI:10.1001/jamanetworkopen.2023.55358
URL:https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2815073

■「感染症対策マルチアングルVRの開発とその有用性を検証」
 世界で猛威を奮った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行初期では、患者対応をする医療従事者の感染リスクは一般集団より12倍高かったと報告されています。感染を予防するためにはマスク、ガウン、手袋などの個人防護具(Personal Protective Equipment: PPE)が有効であり、その正確な着脱が求められますが、COVID-19流行初期では世界中でPPEが不足し従来一般的であった実物を用いたPPE着脱法研修が実施できませんでした。
 そうした背景を受けて、帝京大学医学部附属病院感染制御部監修のもと、帝京大学医学部整形外科学講座と当社の共同研究により、実物を用いた対面式研修と遜色のない技術習得を可能とするPPE着脱法のマルチアングルVRの開発をおこないました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33753/91/33753-91-ee108cea0f41d2b64d91e7fb2c75384c-644x298.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][VRコンテンツ一覧]
個人防護具の着脱(新型コロナウイルス感染対策)
URL: https://share.blinky.jp/s/MjcwOA
個人防護具の着脱(標準)
URL: https://share.blinky.jp/s/MjY5OQ
個人防護具の着脱(N95マスク)
URL: https://share.blinky.jp/s/MjcwNw


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33753/91/33753-91-9d6a888e94859193fd4e793d68ea8ad5-231x231.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Blinky 帝京大学整形外科 医療手技VRライブラリー

 そして、マルチアングルVRの有用性を評価するための実証実験が2021年8月から12月に帝京大学において実施されました。
 この実証実験では、PPE着脱法に関し、3つのグループ「VR研修」「実物を用いた対面式研修」「ビデオ研修」に分けて実習をおこなったのち、後日実技試験をおこない各参加者が正しく着脱できたかを20点満点で評価しました。
 その結果、VR研修は、PPE着脱スキルの向上において対面式研修と同程度の効果があり、ビデオ研修よりも優れていると実証されました。また、VR研修は対面式研修より資源を節約できる有効な方法であると結論づけられました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33753/91/33753-91-3f5961ebac0155ceff6b24190cc6ef3f-378x342.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]図:「3グループにおける実技試験の結果」VRグループは平均(標準偏差)17.70(±2.10)点、対面式グループは17.57(±2.45)点、ビデオグループは15.87(±2.90)であった。
 この研究の成果により、従来実物やビデオ教材による研修が一般的であった医療手技の学習法に、実物を消費せずとも“いつでも、どこでも、繰り返し”おこなえるVRという新しい学習法を提案することが可能となります。

■アルファコードのVRトレーニング制作実績
 アルファコードではVR映像やCGモデルを活用したVRトレーニング教材を数多く開発しています。その実績から、体験度の高い360°VR撮影ノウハウを積みあげてきました。
 ミスが発生すると大けがや死に至る業務をVR内でミスすることで安全に危険を体感することで、既存の学習方法では得られなかった危機意識が芽生えます。
※以下のコンテンツは今回査読を受けたデータに使われておりません

全国森林組合連合会「林業安全教育360°VR」
VRで安全に林業研修を「林業安全教育360°VR」全国森林組合連合会にて運用開始。
https://www.alphacode.co.jp/news-events/20200707233314.html
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33753/91/33753-91-608a3729fc756a26bf4e010f5836c429-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]全国森林組合連合会「林業安全教育360°VR」
株式会社タダノ「安全教育ツール360°VR」
製品の点検・修理作業中に起こり得る重大な事故の「未然防止」の徹底を目的として制作されたVRコンテンツ。
https://www.alphacode.co.jp/solution/20180424115215.html
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33753/91/33753-91-d9be6a1302e53f833eae25264a994303-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社タダノ「安全教育ツール360°VR」
静岡大学 協同開発「メタバース内認知症体験」
国立大学法人静岡大学 情報学部情報科学科 石川研究室との協同開発。PX(Patient eXperience)体験(患者体験)をメタバース内で行うことで、より質の高い介護・認知症ケアを目指す。
https://www.alphacode.co.jp/news-events/20230328134900.html
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33753/91/33753-91-3d4ed44abbfad81ce4c3a3b83011764c-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]静岡大学 協同開発「メタバース内認知症体験」
みんなでVR防災体験
東京都との協働事業で開発。メタバース内で地震、水害、火山噴火を体験し、防災対策に対する理解を深めるVRコンテンツです。
https://share.blinky.jp/s/NjIwOA
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33753/91/33753-91-4f5c2a6ca39b500b497d05d1782fdd13-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]みんなでVR防災体験
■株式会社アルファコードについて
 当社はXR等の技術を用いることで時間や空間の制約を取り除き、より幅広い体験ができる未来を目指します。
 高精細な実写や3DCGとの高度な融合により実際に体験したかのように感じられる「イマーシブ・エクスペリエンス(没入型体験)」を普及させることで私たちの社会をより豊かになるよう全社一丸となって精進して参ります。

【会社概要】
商号     :株式会社アルファコード
代表者    :代表取締役会長 兼 社長 武市 智行
所在地    :〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-18-19 UD神谷町ビル12F
設立     :2015年10月1日
事業内容   :VR/MR LIVE映像配信事業
        イマーシブ・エクスペリエンス・プラットフォーム「Blinky」の構築及び運営
        XRシステム・アプリケーションの企画・開発
        メタバースソリューションの提供
        VR撮影・VRサービスのインフラ提供
        ネットワークコンテンツの企画・研究・開発に関するコンサルティング
資本金    :1億円
URL      :https://www.alphacode.co.jp/

PR TIMES

「研修」をもっと詳しく

「研修」のニュース

「研修」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ