養育費保証「J-みらい」に込めた私たちの想い

2024年2月16日(金)15時34分 PR TIMES STORY

ジェイリースは「誰もが自分の人生をまっとうできる社会をつくる」ことを未来ビジョンとして、これまで家賃保証、事業用テナント賃料保証、医療費保証に取り組んできました。この未来ビジョンをより皆さまにお届けするために我々にはもっとできることがあるのではないか?

そんな想いを持って新たに保証する分野の検討を始め、「お子さまの未来を見守る」を合言葉に養育費保証に取り組むこととしました。

 ❚ 調査をして愕然とした養育費の実態

養育費保証を開始するにあたり、養育費の受取状況の実態調査している中で

次の数字を目にしました。

・母子・父子世帯総数のうち、養育費を受け取れている率 約27%

・母子・父子世帯総数のうち、養育費を受け取れていない率約73%(一部未受領含む)


出典:令和3年度全国ひとり親世帯等

調査結果報



きちんと受け取れている方の割合が4人に1人という調査結果に愕然としました。

養育費を受け取れていない理由は様々ですが、全体の約半数の方がそもそも離婚をする際に養育費の受け取り(支払い)について取り決めをしていないということもわかりました。

養育費の取り決めをしたが受け取れない、というケースは保証を利用いただくことで安定的に養育費を受け取ることができます。しかし、元パートナーとの間で養育費の取り決めをしていない(=支払いの合意をしていない)場合は、私たちが保証をすることができず、この問題の根深さを痛感いたしました。

❚ ジェイリースがすべきことは

このような背景から、私たちの想いを1人でも多くのひとり親の方にお届けするには何をするべきか、離婚という大きな決断の先にある第二の人生を歩みだす方々へ

勇気や安心”を持っていただくにはどうするべきかを考えた結果、

養育費保証というサービスを世の中に広めつつ、養育費の取り決めをすることが当たり前となる社会、これこそが「誰もが自分の人生をまっとうできる社会をつくる」に通ずるとの考えに至りました。

これらを実現するには、私たちだけの力では困難なため、行政をはじめ、ひとり親を支援している様々な支援団体の方々や企業、弁護士等へ協力を要請するとともに、最前線でひとり親の方々への支援を行っている皆さまの声を取材してまいりました。

ひとり親家庭の実情について

ジェイリースでは、子どもたちへ養育費が当たり前に支払われる世の中に繋がることを願い、これら取材した皆様のお話を今後シリーズ化してお伝えしていきます。

まず第1回目は、神奈川県で『ひとり親シェアハウス(シングルマザー向けシェアハウス)』を運営されている株式会社めぐみ不動産コンサルティング 代表取締役 竹田様への取材となります。

第1回『ひとり親シェアハウス』について

株式会社 めぐみ不動産コンサルティング  代表取締役 竹田様

−『ひとり親シェアハウス』にご入居される方の傾向としては、

どのようなご状況の方が多いのでしょうか?


− 竹田代表:

まず、当シェアハウスについては、離婚前から既に入居されているケースが多いです。諸事情があり、元パートナーとコミュニケーションがとれない状況の方も少なくはないのが現状です。実際に私自身もそうだったように養育費の面等で不安なお気持ちを抱えられている方も多数いるかと思います。

− ひとり親の家庭が抱えている悩みや将来の不安等について

具体的にお聞かせいただけますか?


− 竹田代表:

はい。私自身も16年前に離婚を経験したのですが、元パートナーとの協議には相当なエネルギーが必要となりました。

そこには感情のもつれも加わるので、離婚を承諾してもらいながら、養育費や手続きの話まで「建設的に話せるか?」「最後まで支払ってもらえるだろうか?」「離婚自体認めなくなるのでは?」と当時は非常に不安でした。

− 現在の不動産事業や、めぐみキッチン(子ども食堂*)を 起ち上げるまでの

お話をお聞かせください。


− 竹田代表:

当時テレビの報道番組で、あるひとり親家庭で、お子さんが家に帰ってもご飯を満足に食べられず、給食のバナナを1本持ち帰り空腹を凌いでいるという現実を知り「ひとり親家庭の子にもおなか一杯食べさせてあげる環境を作ってあげたい」と思ったことがはじまりでした。


ですが、当時 私は自分の子どもを養っていくだけでも必死な状況でしたので、ボランティアを行う余裕もなく、当時勤務していた不動産会社での経験を活かして、先ずは自分にできることから始めようと独立して挑戦したのが『ひとり親シェアハウス』の運営でした。

*「めぐみキッチン」子ども食堂としても運営中

 〔写真(下)「めぐみキッチン」〕

* 子ども食堂とは

貧困家庭や孤食(週の半分以上、一日すべての食事をひとりで食べている状況)の子どもに対して、地域住民のボランティアや自治体が主体となり、子どもが一人で利用できる、無料、または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する飲食施設。

− ご自身もご苦労されている中で『ひとり親シェアハウス』の

起ち上げをされたのですね。


− 竹田代表:

はい。シングルマザーとして子どもを養っていくために、必死に働いていたので、当時子どもには大変寂しい思いをさせていたかと思います。ひとり親同士で助け合って子育てをしていける環境があれば、親御さんにとってもお子さんにとっても心強いし、早期に再出発ができるきっかけになるのではないかと思い、7年前(2016年10月)に起ち上げました。

−『ひとり親シェアハウス』を始めた頃の集客状況はどうでしたか?


− 竹田代表:

おかげさまで、今でこそ満室になることもあるのですが、当時は同様の物件を取り扱っている事例が全国でも5件程度しかなかった為、どのように集客すると良いのか、手探り状態でのスタートでした。

また、もう一つの課題点として、広告掲載を出そうにも入居者にとって不都合な問題(元パートナーに居場所を知られては困る等)があり、事業を起ち上げて4年ほどは、集客面で大変苦労いたしました。

− 現在は、入居(入室)も順調だとお聞きしましたが、好転したきっかけは何だったのでしょうか?


− 竹田代表:

シングルマザー向けの住環境を大学で研究されている葛西(くずにし)先生より取材訪問をお受けしたことがご縁となり、一緒に『NPO法人全国ひとり親支援機構』という団体を起ち上げたことが転機となりました。これにより『ひとり親シェアハウス』の認知度が高まり、段々と空室が埋まるようになりました。

− 入居(入室)審査に際して特に気を付けていることはありますか?


− 竹田代表:

入居をご希望される方は様々なご事情を抱えられておられるので、

共同生活を上手くやっていくのが難しい方も中にはいらっしゃいます。

そのため、入居審査前に必ず面談をして、ご事情をお聞きするようにしております。

− ご入居者さまの生活が安定するまでの間、家賃滞納等の問題はありますか?


− 竹田代表:

収入面でご苦労されている方も多いのですが、面談時にしっかりと話をし、ご納得いただいたうえで契約をしていただきますし、住まいは自立していく上で重要な生活基盤になるので、家賃のお支払いが遅れることは滅多にないです。


お支払いが遅れそうな場合は、事前にしっかりとご相談いただける関係性を作ることを大事にしています。

− 今後『ひとり親シェアハウス』、又はひとり親向けの住居物件について何か構想はありますか?


− 竹田代表:

シェアハウスでは、プライベート空間を求める声も多く、個人として生活空間を確保できるアパートタイプのひとり親向け物件等も検討しております。

− 最後に自立支援という点で、今後ひとり親家庭の支援施策等でのご展開についてお聞かせいただけますか?


− 竹田代表:

生活保護者を増やしたいのではなく、あくまでも自立支援が目的として始めた事業なので例えば、ひとり親支援住居の1Fに店舗を構え、そこに勤務していただくことで、子育てにも便利で、かつ自立にも繋がるような環境づくりを考えています。


また、シェアハウスの管理面でも、ご入居者さまの生活や仕事が安定してきたら、管理人として運営サイドに回っていただくことで、フランチャイズ展開が出来ればいいと思っています。


〔写真(左)代表取締役 竹田様〕

− 代表取締役 竹田様へ

この度は、お忙しい中、取材へのご協力をいただき有難うございました。

子ども食堂』や『ひとり親シェアハウス』と、はじめは手探り状態で始めた活動も

今では軌道に乗り、中長期的な視点でのビジョンをお持ちでした。

すなわち、ご入居者さまご自身でシェアハウスの運営をしていくことが、ひとり親の方にとっての真の自立支援になるというお考えには、強く感銘を受けました。

また、ひとり親の方にとって子育ては育児と生計を両立させていかなければならない時間との闘いなので住居と職場が同じ場所にあるのは、大変重要なのだと思います。当社としましても、ひとり親家庭の実情を踏まえた真に寄り添えるサービスを展開していきたいと思います。

ジェイリ—スは、これからも子どもたちの明るい未来の為、今後もひとり親家庭を支援されている方々にスポットを当て、ひとり親家庭向けのサービスや支援施策等の紹介してまいります。


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