今年のセールは暖冬の影響で縮小傾向、一方で需要予測の活用とセール脱却の動きが進む

2024年2月20日(火)13時46分 PR TIMES

〜ファッションブランドを対象に年末年始のセールに関する実態調査を実施〜

衣服・ライフスタイル製品のデジタル生産プラットフォームを提供するシタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役:河野 秀和)は、昨年に引き続きアパレルメーカーの経営者・役員106名に、年末年始のセールに関する実態調査を実施いたしました。

■調査背景
コロナの影響を大きく受けたファッション業界ですが、外出制限のない日常へ完全に戻ったいま、年末年始のセールでは、どのような変化が起こっているのでしょうか。セールに依存しないブランド運営が主流になりつつありますが、実際に昨年と比較してセールの実施割合はどのくらい変化しているのか。また、今年の記録的な暖冬の影響についても合わせて実態調査を行いました。

■調査結果サマリ
1.昨年(2022年末~2023年始)と比べ、35%以上が年末年始のセールの売上が減少と回答。
2.セールの売上が減少している理由は「暖冬の影響」が63.2%で最多。
3.セールの売上が増加している理由は、「ファッションを楽しみたい人が増えたため」「服への購買意欲が高まってきたため」という回答が圧倒的多数に。
4.昨年の調査結果と比べ、セールを実施していない企業は6.9%から19.8%と約3倍に。(※)
5.在庫管理は「需要予測に注力」している企業が約3割。

■年末年始のセールに関する実態調査 調査結果
・昨年(2022年末~2023年始)と比べ、35%以上が年末年始のセールの売上減少を実感。

「Q.昨年と比べ、年末年始のセールの売上はどのような変化がありますか。」と質問したところ、「やや減少している」19.8%、「かなり減少している」16.0%という結果になり、3割以上のアパレル経営者・役員は売上が減少していると回答しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41863/229/41863-229-baad7894b0ddb8029abb33f8e487693f-1920x955.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
・セールの売上が減少している理由は、「暖冬の影響」が63.2%で最多。続いて「サイクルにとらわれず、値下げせずに販売しているため」「在庫管理システムが最適化され、在庫が余ることがない」が約8%。

前問で「やや減少している」「かなり減少している」と回答した方に、「Q.昨年と比べ、年末年始のセールの売上が減少していると思う理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「暖冬の影響で冬物の商品の売れ行きが悪いため」が63.2%。続いて「サイクルにとらわれず、値下げせずに売り続けているため」が7.9%、「在庫管理システムが最適化され、在庫が余ることがないため」が7.9%となりました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41863/229/41863-229-a191bd1fb4895ec96ab5525e81dee757-1917x956.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
・セールの売上が増加している理由は「ファッションを楽しみたい人が増えたため」「服への購買意欲が高まってきたため」という回答が圧倒的多数に。


1問目で「かなり増加している」「やや増加している」と回答した方に、「Q.昨年と比べ、年末年始のセールの売上が増加していると思う理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「コロナで我慢していたところから、外出の機会が増え、ファッションを楽しみたい人が増えたため(情緒的要素)」が70.8%、「外出機会が増え、服への購買意欲が高まってきたため(機能的要素)」が62.5%、という回答となりました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41863/229/41863-229-cf62d54830a90ffa0f53f6e634e133e9-1917x957.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
・今期は「円安」や「暖冬」の影響を受けた購買傾向

1問目でセールの売上が「以前と変わらない」「わからない/答えられない」と回答した方に、「Q.今期はどのような傾向があると感じますか。(複数回答)」と質問したところ、「円安の影響で、主に訪日外国人が購買している」が30.4%、「暖冬の影響で冬物の商品の売れ行きが良くない」が30.4%、という回答となりました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41863/229/41863-229-2e931a654070996d4fc900d76649e6c0-1919x956.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
・在庫管理は「需要予測に注力」している企業が約3割

「Q.あなたの会社では、在庫管理に対してどのように対応していますか。(複数回答)」と質問したところ、「需要予測に力を入れている」が34.0%、「セールで売り切って帳尻を合わせるようにしている」が20.8%という回答となりました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41863/229/41863-229-91860a9310ee83be7fd7f761e8bd1c72-1915x956.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今回の調査の結果から、暖冬による気温が売上に大きく影響していることがわかりました。しかし、一方で需要予測による適量生産が進んだ結果として、セールから脱却しているブランドが年々増加していることも判明しました。

引き続き、気温など外的要因の影響を最小限に抑えるため、需要予測に対して積極的に取り組むなど、ブランドごとのポリシーに従って運営されるケースの増加が見込まれます。

今後もシタテルではプラットフォームの提供を通して、衣服・ライフスタイル産業が抱える課題を解決し、業界の未来を築いてまいります。

※昨年の調査結果はこちら:https://sitateru.co.jp/news/pressrelease/20230214_sale_survey/
■調査概要
・調査テーマ:年末年始のアパレルセールに関する実態調査
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2024年1月17日〜同年1月29日
・調査対象:アパレルメーカーの経営者・役員106名

(構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にはなりません。)


【シタテル株式会社について】

衣服およびライフスタイル製品生産のプラットフォームサービスを提供。生活者のライフスタイルの急速な変化に伴う課題や環境問題に対し、衣服を中心に「ひと・しくみ・テクノロジー」により形成された、新しいプラットフォームを構築している。アパレル産業のサプライチェーンに関わる全ての人々が、場所に依存することなく、円滑にコミュニケーションを取り、スムーズに事業を行える環境を提供する。

シタテルはプラットフォームを通じて、これまで極めて閉鎖的だった業界をオープンにすることを掲げている。また、長きに渡りアパレル産業の課題とされている環境問題についても、環境負荷軽減に資する仕組みを通じて、アパレル事業者全般を広く支援する。その基盤となるシタテルのサプライチェーンネットワークには、現在国内を中心とした約3,200社の縫製工場・生地メーカー等と、約23,800社のブランドや企業が登録している。(2023年8月時点)

<提供サービスサイト>
・sitateru CLOUD https://sitateru.com/features
・sitateru MARKET https://market.sitateru.com/
・i/MAG https://imag.sitateru.com/


■会社概要
会社名:シタテル株式会社
代表取締役:河野 秀和
事業内容:衣服・ライフスタイル製品のデジタル生産プラットフォームを提供
資本金:100,000,000円
従業員数:63名(2023年9月時点)
設立:2014年3月
本社:〒862-0956 熊本県熊本市中央区水前寺公園28-23 2F
東京支社:〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目2-11 ザ・パークレックス虎ノ門2F
HP:https://sitateru.co.jp/

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