圧倒的にうまくいっている会社の社員旅行の仕組み

2024年3月4日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

圧倒的にうまくいっている会社の社員旅行の仕組み

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年収が上がらない、モチベーションが上がらない── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA(フィディア)の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。

Photo: Adobe Stock

社員旅行での西俊彦伝説

 僕らの会社では、事業部が月間売上1億円の目標を達成すると、その事業部は全員社員旅行に行ける。

 各事業部の営業利益率は3〜25%なので、売上1億円を達成すると300万〜2500万円くらい営業利益が残る。

 それを使って好きなところへ行く。 その後は3億円、5億円といった目標を達成したとき、2度目、3度目の旅行が待っている。

 EC通販事業(イルミルド)は、これまで3度、社員旅行に行っている。

 社員旅行で事業責任者である西が挨拶に立ったとき、中村優佑(以下ユウスケ)が「西さん、杯を干してからお願いします」と言った。

 西は杯を干した後、「ユウスケありがとう。おまえはいつも本当に頑張ってくれているな」 と語りかけた。

 すると2人目が出てきて「僕にもお願いします」 と酒を注いだ。

 西は再び杯を干し、「あのときのお客様への行動はとっても助かったよ」 とねぎらった。

 この流れで25人の社員一人ひとりと杯を干し、具体的な感謝の言葉を言いながら最後には西も社員もを流していた。

「参加する・しない自由」を担保

 そのときの動画が「西さんがえらいことに」というコメントとともにフィディアのLINEグループに投稿されるとバズり、他の事業部からも西へのリスペクトの声が上がった。

 その影響でみんなが西のマネをするようになった。

 僕も役員合宿や食事会のたびに、仲間に感謝の言葉を送っている。

 西は「俺のパクリやん」と言うが、「ええもんはパクってええやん」と言いつつ、仲間も喜んでくれている。

 社員旅行は仲間に感謝を伝える場であり、頑張った仲間を称える場。

 ただし参加は強制ではない。

 あらかじめ「社員旅行に行きたくない人は当然いる。会社としても経費が浮くからありがたい」と言っている。

 そして参加しない人には1万円を渡している。 「参加する・しない自由」をしっかり担保するのも、会社として大切だと思う。

(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです)

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