3月8日「世界女性デー」に合わせ、10代の女の子が危険な中絶で亡くなるシエラレオネで、「性教育スピーチコンテスト」を新たに拡大することを発表-NPO法人アラジ-

2024年3月8日(金)10時47分 PR TIMES

シエラレオネ共和国で教育支援を行うNPO法人アラジは、24年1月より中高生を対象に性教育スピーチコンテストのパイロット版を実施。同年5月より本格始動し、より性教育が当たり前になる文化形成を目指します。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27692/42/27692-42-0a7f8d29a36d44e24e24c50a670a9ec5-2025x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]トロフィーを受け取るコンテストの優勝者
多くの社会課題を抱えた国、シエラレオネ
貧困層(1日2.15ドル以下で生活する人の割合)が国民の4割*1を超える、西アフリカのシエラレオネ共和国では、子ども達の十分な教育へのアクセス、基本的人権保護、ジェンダー平等など様々な社会問題を抱えています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27692/42/27692-42-1cc1cc09d703b2f9545b10c2786bdc0e-1024x768.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]女の子たちが直面する困難
避妊具が手に入らないことや、性教育の不足、性暴力などにより、若年妊娠・出産の末に、10代の女の子が初等・中等教育の退学を余儀なくされるなど、今日でも女の子たちは大きな社会問題に直面しています。





シエラレオネにおいて、10代の死亡原因の第1位は「出産」です。母体のリスク以外での中絶が認められていないがために、安全でない中絶を選ばざるを得なくなり、自ら妊娠を終わらせるために、ガソリンや抗生剤を大量に飲んだりして、危険な中絶を試みた末に、最悪の場合死亡するケースも多くあります。

また、若年で妊娠することにより、骨盤が未発達であるがゆえに、20代以上の女性の出産と比べ、約2倍、死産率が高くなると言われています。

日本であれば学校で教育を受けている年代、15歳から19歳の女の子のうち、28.3%*2が妊娠しています。さらに妊産婦死亡率は10万人あたり443人*3と、多くの未来ある女の子たちが命を落としています。

*1 World Bank Group 『Poverty & Equity Brief Sierra Leone Africa Western & Central October 2020』
*2 Ahinkorah BO, Kang M, Perry L, Brooks F, Hayen A. Prevalence of first adolescent pregnancy and its associated factors in sub-saharan Africa: a multi-country analysis. PLoS ONE. 2021;16(2):e0246308.
*3 THE WORLD BANK, 2020

「性教育スピーチコンテスト」の実施
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27692/42/27692-42-100abe9193ac0dd51e657e4fb4080594-2048x1536.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]2024年1月開催の性教育スピーチコンテスト/10名のスピーカー達
NPO法人アラジは、日本で唯一のシエラレオネ専門NGOとして、2021年より男子中学生向けの性教育プログラムを実施し、これまで事業地であるシエラレオネ第2の都市ケネマ県で、100校/約2万人の中高生に性教育を提供してきました。

しかし、2時間のセッションである性教育は一時的なものであるため、一過性のプログラムではなくより性教育を継続的・文化的なものにするため、新たに生徒がスピーチ力を競う、「性教育スピーチコンテスト」を実施するに至りました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27692/42/27692-42-4764841a8ee304b4b1dcb23f74e3e722-2048x1536.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今回の「性教育スピーチコンテスト」は、性教育プログラムを実施した学校にて、選ばれた10名の生徒にスピーカーとして、性教育のスピーチをしてもらい、スピーカー及び視聴者の知識の定着を図るものです。

「性教育スピーチコンテスト」の様子は、地元のラジオ局やテレビ局での取材も入り、全国に放送されることで、啓発活動としての効果も期待できます。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27692/42/27692-42-d33752431f6b9dd6c7843d45427a887e-1536x2048.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
優勝発表の瞬間では、優勝者にトロフィーが贈呈され、うれし泣きする様子なども見られました。コンテストにすることで、10代の若者にとって一生の思い出に残る機会となり、また、10代の女の子の教育を受ける権利を守ることにも繋がります。

「性教育スピーチコンテスト」は、2024年5月より同国のケネマ県10校の中学・高校にて実施予定です。

3月8日「世界女性デー」の節目に、この活動をより継続的なものにするため、毎月500円からのマンスリサポーターとしてのご支援も募集しております。

▽マンスリサポーターとしてのご支援はこちら
https://alazi.org/monthly/index.html


団体概要

団 体 名:特定非営利活動法人Alazi Dream Project(NPO法人アラジ)
創   設:2014年3月7日
代 表 理 事:下里夢美
所   在:〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町565番地 ビルデンスナイキ302
電 話 番 号 :070-8908-8450
公 式 H P : https://alazi.org/


問い合わせ先

代 表 理 事:下 里 夢 美
mailto:info@alazi.org

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