【9割の人が知らない】歓迎会と送迎会を開くほんとうの意味
2024年3月9日（土）6時0分 ダイヤモンドオンライン
【9割の人が知らない】歓迎会と送迎会を開くほんとうの意味
年収が上がらない、モチベーションが上がらない── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA（フィディア）の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。
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仕事も遊びも渾然一体が強みとなる
僕らの会社では、社員が自主的にフットサル、麻雀、ビリヤード、ダーツなどで遊んでいる。
やりたい人が手を挙げて募集をかける。「フットサルを◯月×日にやります。都合のいい人は集まってください」 とLINEで声をかけるとすぐ定員になる。
そこには役員もいれば、新入社員やインターン生もいる。 話したことのない人と仲よくなり、「今度ごはんに行こう」というケースもある。
仕事とプライベートを区別するのが今風なのかもしれないが、僕らは渾然一体となっている。 それが強みだと思う。
歓迎会と送迎会を行う意味
フィディアには歓迎会と送迎会がある。 歓迎会は、メンバーと期待の新人の顔合せの場だ。
ここで新入社員には5分間スピーチをしてもらう。 配属される事業への意気込み、自分の長所・短所、どのように成長したいかなどを話す。
スピーチが終わったらパーティが行われ、最後に役員が新人への期待とメンバーへの感謝を伝える。
一方の送迎会は、卒業する社員をみんなで送り出す場だ。
僕らはあえて「退職」と言わず「卒業」と言っている。 だから送迎会なのだ。
卒業する社員にもスピーチしてもらうが、会社やメンバーへの感謝や次に自分が何に挑戦するかなどを語ることが多い。
送り出す側はその人への感謝の気持ちを伝える。
あえて送迎会を開くのにも理由がある。
「きちんと辞めてもらいたい」というメッセージを伝えたいからだ。
卒業しても仲間でいたいし、後味の悪い辞め方をされるとみんながさびしい。
本書でフィディアを卒業してピザ世界チャンピオンになった山本のエピソードを紹介したが、新たな挑戦や成長につながる卒業は歓迎だ。
互いにひとまわりもふたまわりも大きくなって再び出会えたら最高だ。
（本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです）
