圧倒的に伸びている会社に共通するたった1つの風土とは?

2024年3月13日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン

圧倒的に伸びている会社に共通するたった1つの風土とは?

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年収が上がらない、モチベーションが上がらない──そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA(フィディア)の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。

Photo: Adobe Stock

目安箱がダメな理由

 本書では面白いことが次々と起こる「全社員ヒアリング制度」を紹介した。

 この制度のポイントは「役員が必ず回答する」「できない場合は明確な理由を伝える」ことだ。

 歴史のある企業では「若い人の意見は貴重」と集めたのに、その後なしのつぶてになることが多いと聞く。

 すると、一生懸命考え勇気を出して提案した若手の不満が溜まる。

 なかには「会社に意見できるからいい」と社内に「目安箱」を設置する会社もあるかもしれない。

 だが、これは危険だ。

 目安箱は愚痴の温床になりやすい。 匿名なので会社をよくする意見というより、悪いところを指摘する声が集まってしまう。

 愚痴を言い続けるだけでいつまで経っても改善されず、クレーマーを量産する装置になってしまうのだ。

 実行できない場合は、その理由を伝えると納得してもらえるもの。 ここでも双方向性があることが重要なのだ。

「失敗のシェアはカッコいい」と考えると組織は伸びていく

 失敗はよくないが、起きてしまったら仕方がない。 むしろ失敗を隠したり、ウソでごまかすほうがよくない。

 本書では、3000万円の損失を出してしまった橋本の話をした。だが、しっかり報告してくれた橋本がむしろ信頼を上げたのは本書で述べたとおりだ。

 しかし、たとえ1万円でも、失敗を隠したり、ウソをついたりしたときは1対1できちんと叱る。

 失敗を隠さない組織をつくるには、失敗した報告を咎めないことだ。

 感情的に怒ったり、降格・減給処分をしたりしないことが重要で、失敗を追及し始めるとみんなが失敗を隠すようになる。

 失敗した事実と原因を早めに共有すると、会社にとって大きなメリットになる。

 今後同じ轍を踏まなくなるからだ。

 失敗のシェアはカッコいいと考えると組織は伸びていく

(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです)

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